お客さんとの会話が苦手を克服する方法
今日は飲食店でのお客さんのとの会話について書いていきます。
お客さんと喋った方がいいのは分かってるけど、会話が苦手。そんなお悩みある方多いと思います。
飲食店を経営してるとカウンターがあるお店なんかは会話が必要になったりしますよね。
実は僕もオープン当初は会話が苦手というか、緊張してなかなか喋れなかったんですけど、今では以前よりは会話が得意になってきています。
それは慣れでもあるんですけど、一応会話をスムーズにするテクニックもあります。
その克服した方法を今回紹介します。
苦手な会話を克服する方法
会話の苦手の克服法はこれだけです。
まず勇気を持って話しかける。
これができればあとはお客さんが喋ってくれますので大丈夫です。
この最初の声かけがなかなか難しいんですが、そこは勇気をもって話しかけて下さい。
喋る内容としては天気の話や、気温の話など当たり障りのないことからで良いです。
そしてここでお客さんが喋りたいのか喋りたくないのか判断します。
これも大事です。お客さんが喋りたくないのに無理に喋るのはNGです。
喋る雰囲気じゃない場合は喋るのが苦手なお客さんの場合もありますので無理に話さないでおきましょう。
入店直後はお客さんも緊張してて喋りにくい場合もあるので、そこは空気を読みましょう。
ですがお客さんが喋りたい場合は、この勇気を持ってひとこと話しかけることだけをしていればおのずと会話が続くようになります。
聞かれたら自分の事を話せば良いですけど、基本的にはお客さんの話を引き出す事に専念すれば良いですから、そこまで難しいことではありません。
このお店は初めてですか~?みたいなかんじで話かけてみましょう。
お客さんとの会話で重要な事
会話で重要な事はお客さんに喜んでもらうことです。
これが一番大事な事ですから、不快な会話にならないように気をつけます。
ではどうやったら喜んでいただけて不快にならないかと言うと、 それはお客さんの意見を否定せずにこちら側が聞き手になる事です。
もちろん最初からお客さんに喋って貰うということは難しいんですけど、こちら側の意見を押し付けるなんて事にならないように気を付けてください。
あくまでお客さんに喜んでもらえたり、楽しい時間を作る事が大事なのでお客さんの話を聞くように心がけます。
お客さんとの会話を広げる方法と話を聞くメリット
その時お客さんと会話するアイテムを複数持っておくと会話も楽に出来ます。
例えば僕の場合でしたら、自分の出身地を看板に書いたり、自己紹介をフェイスブックに載せてますのでお客さんは僕の情報を知って来店してくれてる事も多いです。
そうすると今日はいい天気ですね。なんて話しかけると、この前お店のフェイスブック読みましたよ。島根県出身なんですってね。
なんて会話が発生する事があります。
ここでお客さんの会話を引き出せばいい訳ですから、
そうなんですよ。
島根県を高校卒業して京都に出てきました。お客様はご出身どこですか?
という風にお客さんのお話を聞く事が出来ます。
ここまで出来たらもう会話は成立しています。
そしてこのお客さんの話を聞くというのが非常に大事なんですけど、それはなぜかご存知ですか?
それはなぜかと言うと心理学的に人は自分の話を聞いてくれた人を信用するという性質があるんです。
これは不思議なんですが、相手の話を聞くより自分の話を聞いてくれる人を信用します。
分かりやすく例に出すと、
訪問販売である商品を売らなければならないとします。
そこで一軒一軒お家を訪ねて商品を売ろうとするために商品の良さを説明するのが一般的だと思うと思うんですが、売れる営業マンは自分の商品の説明をしません。
商品を売るのに商品の説明をしないのが売れる営業マンなんです。
えっ??ってなりますよね。
では売れる営業マンは何をするかというと、お客さんの話を聞く事に徹底するんです。
変な話ですが、訪問販売でお宅を伺っておばあちゃんの話をずっと聞いたりするんです。
そうすると一定時間話をしていたおばあちゃんが営業マンの事を気に入って、ところで何を売ってるの?
という風に商品に興味を持ってくれたりするんです。
そこから売れる営業マンは初めて自分の商品を紹介し出すわけです。
商品を売るためにはまずお客さんとの信頼関係が大事ですから、売れる営業マンはお客さんと信頼関係を作る為に話を聞くんですね。
そして面白いのがこの信頼関係が作れていると、あなたが良いって言うから信用して買うわ。と言った理由で売れる営業マンが商品説明をきちんとしてなくても商品が売れていくんです。
驚きですよね。商品を売る為にはまず相手の話を聞くのがテクニックになるんです。
もちろん書いてる以上に大変だとは思いますけど、信頼関係を気付くことが出来れば営業はスムーズにいきます。
これを自分のお店ですると商品を売るわけではないので、話を聞くだけになるんですが、この話を聞くって言うのが1番お客さんと仲良くなる秘訣ですので覚えておいてください。
良く話し上手は聞き上手と言いますけど、そう言う事なんですよね。
という感じでお客さんの会話を聞くことはお客さんにお店の事を気に入ってもらえる大事な要素です。
お客さんの好きと嫌いを知って仲良くなる
次にテクニックとしてお客さんと仲良くなる方法としては、共通の趣味や共通の話題を探すという方法もあります。
これは当たり前すぎてそのままなんですけど、趣味や好きな事が同じだと距離が一気に縮まります。
そうするとあの話はここのマスターと喋ると面白いな。なんていう風にお食事以外でもお店に来店したくなったりします。
ですので会話で好きなことやハマってる事を聞くのはOKです^^
またお客さんとの距離が一気に縮まるものとして嫌いなものが同じだと尚良いです。
これも心理学的なんですけど、人間は好きなものが同じ相手より嫌いなものが同じ相手の方と仲良くなるという性質があります。
これも例えると、
好きな食べ物が同じ夫婦より、嫌いな食べ物が同じ夫婦の方が仲が良いというやつですね。
こういった感じでお客さんとの会話を僕はしています。
そしてお客さんに聞いた事を忘れないようにするのも大事です。
お名前や家族構成、年齢出身地など一度聞いたことは忘れないようにメモしておきましょう。
そして次来た時に聞いた情報を覚えておく事でお客さんの印象をより良くする事が出来ます。
とこれまで料理のお味はどうでしたか?などの話は書いてませんが、これは無理に聞く必要は無いと思います。
美味しかったらお客さんが勝手に言ってくれますので、新メニューの試作やオススメした料理が口に合うかを確認するぐらいは良いですけど、無理に聞かなくて良いです。
その時にあまり好印象じゃなかった場合もありますので、聞くときは注意してください。
お客さんとの会話が苦手を克服する方法のおさらい
簡単にまとめますと
●まず自分から話しかけましょう。
●お客さんの話を否定せずに聞きましょう。
●共通項を見つけましょう。趣味や好きな事です。
●嫌いなものが同じだとよりお客さんと仲良くなります
といった感じです。
基本的に場数を踏む事によって慣れてきますので、最初の声かけを勇気を出して話す事が大事です。
お客さんの中には口下手で人と喋るのが苦手なんて人もいますけど、何度も通って下さるうちにだんだんと会話が弾んで、本当に口下手何ですか⁉︎
みたいな関係に良くなるものです。
この最初の声かけができるお店と出来ないお店は時間が経つにつれお客さんの定着率に雲泥の差が出来ますので、少しの勇気がかなり大事です。
苦手で逃げずにチャレンジする事で改善していきますので、頑張っていきましょう。
まずは会話にならなくても声かけをするだけでもOKですので、少しづつ挑戦していきましょう。