ということでお久しぶりです!
京都市左京区一乗寺でイタリアンバルを経営している亀山です。
今回は久しぶりに小規模個人飲食店の経営ノウハウということで、看板について書いていきます。
の前に少し近況のご報告。
繁盛する小飲食店の作り方の中にも書いた、将来お店を使って絵画教室を開催する。という夢を去年の11月に叶えることができました🙌🙌
そちらのブログも作ってますので、飲食店を使って副業をしたい方など参考にしてみてください
個人飲食店の看板の重要性
まず初めに個人飲食店経営において看板が重要だということをご存知ですか?
まあ多分多くの方がご存知だと思いますが、、、。
看板一つで売上がかなり変わります!!
というのも、遡ること2022年の12月の終わりの出来事です。
朝からお店で仕込みをしていて、お昼過ぎに買い物に外に出たら玄関の上の部分に取り付けてあった看板が地面に落下していたんです。
看板の落下音がなく、全く気づかずに仕込みをしていたんですが、まさかの看板が落下して壊れてしました。
この看板は2014年の10月に取り付けてもらった看板なんですが、重さが10キロ以上ある木で出来た看板で、木が腐食してボロボロのカスカスになっていました。
不幸中の幸いで通行人の方には被害がでなくて良かったんですが、看板を無くしたままその後約半年間営業することになりました。
勘がいい人はお気づきだと思いますが、この出来事でいかに看板が重要だったのかを改めて痛感したということです。
看板が無い料理屋
玄関の上の大きな看板が無くなってしまいましたが、立て看板は普通にありましたので、営業には支障がありません。
ですが、お店の正面がみっともない感じで、今にも潰れそうな見た目になってしまったので、早急に工務店さんに電話をして新しい看板を設置してもらう手続きをしました。
その時はちょうど年末だったので年明けて2月くらいに着工してもらえるという感じでした。
ですが待てど暮らせど、看板の工事の話は進まず、結局5月の末から工事が始まりますが、そこでも天候に左右され、結局6月の中旬くらいに完成したと思います。
まあ時間がかかった分だけ、あれもこれもと新しいアイデアを看板に注ぎ込むことができたので、結果的には工事が遅れてめちゃくちゃ良かったです🤭
看板がない状態での営業
ということで2023年の始まりから半年間は正面玄関の看板がない状態で営業をすることになりました。
その時の状況を今の状況から考えるとあまり良くなかったと言えます。
クチーナカメヤマは2014年にオープンしているので、2023年は9周年目に当たります。
9年も飲食店を経営しているので、常連さんは多く付いていますし、近所の住民の方にも知られていると思っていました。
ですが、今考えてみると微妙だったと思います。
コロナが終わってきたので外食される方も増えてきて、売上的には徐々には良くなっています。
体感的には看板がなくても売り上げはそこまで影響しなかったですし、やっぱり長年やってきてるお店だから大丈夫なんだとホッとしていました。
ですがデータで見ると新しい看板を設置した後と明確な違いがありました。
それは新規客の来店率です。
もともと僕のお店は常連さんの来店で成り立っている、スーパー地域のお客様様様運営だったんですが、新しい看板を設置したことで新規のお客様の来店率が1〜2割アップしています。
これは確実に看板効果ですね!
さらに一度来店したお客様がどんどんとリピーターになるのが当店の特徴なので、新しい看板の効果でさらに売上が安定していきます。
この一度来店したらまた来店したくなるお店作りの方法は無料のメルマガでくわしくご紹介しています。
現在絵画教室もやって飲食店も経営してるのでめちゃめちゃ忙しくなって休止中ですが、絵画教室も慣れてきたので近々再開しようと思っています。
旧看板の問題点と新看板の違い
まずクチーナカメヤマの看板の問題点は、cucina KAMEYAMA bar&cafe という文字にあります。
これの何が問題なのかというと、横文字で読みにくく、何のお店か分かりにくいという点です。
オープン当初はお昼はカフェのような営業、夜はイタリアンバルとしてやっていこう!ということでこの看板にしましたが、8年目にランチ営業をやめて夜だけの営業にシフトチェンジしています。
そういう点でも分かりにくいですし、BARの表記はバーとも読めますしバルとも読めます。
本当に何のお店か分かりにくい看板になってしまっていました。
新しい看板は看板のbar&cafeの部分をイタリアンバルというカタカナに変更し、イタリア国旗をつけて🇮🇹イタリアンのお店を視覚的に理解しやすくしました。
ほんの少しの変更点ですが、国旗が入ることで何のお店か認識しやすくなりますし、カタカナで表記することでスッと頭に情報が入ってきます。
この小さな違いが飲食店の看板の良し悪しを左右すると言っても過言ではありません。
新しい看板ができて新規のお客さんが増えた理由
とは言え、看板の文字だけを変えたから新規のお客さんが増えた訳ではありません。
実は看板を新調するにあたって、看板を2箇所に設置しました。
正面玄関(東)と北向きに設置です。
そしてさらにイタリアの国旗も設置して、照明も設置して、塗装も新しくしてもらいました。
この変更点がめちゃくちゃ良かったですね!
まずイタリア国旗が風になびくことで遠くからの視認性が良くなり、あそこにイタリアのお店があるという情報が通行人に伝わるようになります。
次に縦横の上部に看板を設置したので、縦からの通行人にも横からの通行人にもお店の存在が分かりやすくなりました。
もちろんライトアップされるので目立ちます。
さらに良く見てもらえると、イタリアンバルのお店と理解してもらえますし、通行人からお店の中身が少し見えるようにしているので、お店の雰囲気もよくわかるようになっています。
一目で何のお店か分かるというのは飲食店経営ではめちゃめちゃ重要な要素なんですがそれが看板を2箇所に設置したこと、国旗をつけたこと、カタカナ表記に変えたことによって伝えることに成功しています。
看板の意味を理解していれば難しいことでは無いんですが、看板一つとっても飲食店の経営ノウハウというものが存在します。
そしてそれが売り上げに直結してきます。
1度目の来店が一番難しいので、看板だけで来店してもらえたら儲け物ですよね。
もちろん看板を見てすぐに来店というわけにはいかないと思いますが、あそこにどんなお店があるという情報を伝えるには看板が適しているので、ぜひ自分のお店の看板が料理を全く知らない人にもどんなお店なのか伝わる情報を持っているのかを一度考えてみてください。
ちなみに新しい看板の設置(と言っても壁にアクリル樹脂の文字を貼り付けてもらうだけ)費用は25万弱でした。数ヶ月か半年もあれば回収できる金額だと思いますので、もし新規のお客さんが少ないなと思うのなら検討の価値はあると思います。
まとめ
◯看板は重要
◯新規客の来店率が変わる
◯看板には必要は情報はなんのお店かということ
◯看板の数は多いほうが目立つ
◯ライトアップと国旗もできたら設置
◯店内の雰囲気が看板でも伝わる
以上です。良かったら参考にしてください。
ブログ発信をしている意味
このブログでは日本にある個人飲食店を元気にする!というコンセプトのもとに作っています。
個人事業者になり飲食店を経営していくことは非常に難しいとされていますが、飲食店の経営ノウハウをしっかりと学んでおけば、無茶な経営はしなくなりますし、成功率が高い飲食店を作ることができます。
僕のお店はありがたいことに週休2日の夜だけ営業17時半〜23時(最終入店21時まで)で経営することができています。
開業当時は週6の昼夜営業だったので、今思うと夢のような生活を手に入れることができました。
そして空いた時間で好きな絵を描くこともできていますし、全国の飲食店経営者さんの相談も受けて飲食店の経営改善のお手伝いもしています。
さらに冒頭でお伝えしたように、念願の絵画教室も開催することができていますし、飲食店の経営ノウハウを詰め込んだ本も執筆させていただました。
すべては人とのご縁で成り立っています。
開業当時は試行錯誤の日々を送っていました。
そんな中で勉強した飲食店の経営の知識を全国の飲食店経営に困っている方にお配りしたらもっといい日本になるんじゃないかなと思っています。
地域の個人飲食店が潤って、地域のお客さんも喜ぶ。
そんな未来に役立ててもらえたら光栄です。
お花が鱗の龍です!