今回はプロが勧めるオムライスの作り方を紹介します。
オムライスの美味しいイメージ
オムライスと言えば子供が好きな定番料理で僕も小さい頃から良く食べてましたし、大人になってからもまかないを作るときにリクエストされることも多く、日本の食卓における根強い人気メニューのひとつです。
なかなか上手く作れないとお客さんに聞くこともあるオムライスですけど美味しく作るコツがありますので、今回もかなり詳しくオムライスの作り方を紹介していきます。
では最初にまた例のごとく美味しいオムライスをイメージしていきます。
食欲をそそる卵の黄色とチキンライスの赤色、ケチャップの鮮やかな色合い。
スプーンを入れるとホロホロとチキンライスがほどけ、とろとろの卵と一緒に口の中に、しっかりと炒められたチキンライスが口の中を駆け巡り、絶妙に卵がコーティングしていく。
ケチャップの懐かしさがまた食欲を増幅させ、子供の頃を思い出すように口一杯に頬張りながら食べ続けるとあっという間に無くなっていく。
まさに口に中のイリュージョンや~!!
という感じで今回も大袈裟にしました。^^;
ポイントはケチャップが程よくきいた炒められたチキンライスとトロトロの卵です。
材料
まず材料の紹介です。一人前
- 卵 2~3個(卵が多い方がトロトロになりやすいです)
- ご飯 お好きな量(あまりに多いとベチャつくので難易度上がります)
- 鶏肉 適量(50グラムもあればokです、ベーコンでも良いです。)
- 玉ねぎ 少し(4分の1個くらい)
- キノコ 少し(お好みで入れてください)
- パプリカ 少し(パプリカやピーマンを入れると味のアクセントになります)
- パセリ 少し (お好みで入れても入れなくても良いですが、入れた方がお店の味に近づきます)
- ニンニク 少し
こんな感じです。
基本的に卵とご飯、お肉と玉ねぎ、ピーマンくらいあれば良い感じに作れます。茄子とかインゲン、ほうれん草なんかも入れると美味しいです。
野菜が多い程、色々な味が表現できるので味に変化が出て美味しいです。
ただ水分が多く出る野菜は、ベチャ付く原因になるので気をつけてください。
調味料と調理器具
次に調味料です。
塩 胡椒 ケチャップ 清酒 油 あれば粉チーズ(味に深みが出ます)バター(あれば)
続いて調理器具です。
フライパン2つ。テフロンが使いやすいです。(チキンライス用と、卵用でひとつづつ。卵がくっつかなければひとつを洗って使っても良いです。)
こんな感じで以上です。
作り方
では作っていきます
まず材料の鶏肉を切ります。気持ち大きめの1センチ角位に切ります。
大きめの方が食べた時に鶏肉を食べてるなと分かるのであまり小さく切らないようにしてます。また火を通すと小さくなります。
野菜も切ります。小さめのサイコロ(厳密なサイコロじゃなくてサイコロのようなイメージでサイズを合わせる感じです)
この時大きいサイコロだと食感にアクセントが出て、小さいサイコロ状だと一体感が出ます。お好みで切ってください。
あとはニンニクをみじん切りにしておいてください。
ニンニクを少量入れることで味にパンチが出ます。
パセリも同様にみじん切りにしてください。
大きく切ると味が強いので注意です。
卵は白身が分からなくなるくらい良く混ぜておきます。
材料が切れたら、焼いていきます。
まずフライパンに油を入れて弱火で鶏肉を焼いていきます。この時動かさないでじっくり鶏肉を焼くイメージが大事です。上手くできれば香ばしく焼けます。
また鶏肉に軽く塩を振ります。この下味を忘れずにする事で鶏肉がチキンライスの中でも存在感を発揮します。
ニンニクも入れます。
最初にニンニクを入れて香りを出しても良いですが、みじん切りの場合焦げやすいので、時間のかかる鶏肉が少し炒まった時に入れます(焦げなければ最初で良いです)
ニンニクが焦げそうになったら清酒を少量入れます。お酒を入れる事で旨味UPです。
鶏肉に6割ぐらい火が通ったら玉ねぎなどの野菜を入れます。
野菜も焼いて焦げる前に裏返すといったイメージで、あまりフライパンを動かしません。ここでも弱火です。
野菜が少ししんなりしてきたら、軽く塩をします。
塩をする事で浸透圧の関係状、水分が出てきますので少し炒まってから塩をしてください。
早めに塩をすると水分が出て食感が悪くなります。ベチャっとした原因にもなります。
次にケチャップを入れます。
ケチャップを適量(これは感覚で決めてください。何度も作る事で分かるようになります。分からない場合は少し少ないかなと思う量を入れます)
このケチャップを入れた野菜とお肉をケチャップの水分が無くなるくらい煮詰めます。
ここがポイントです。
この時しっかりと煮詰めて下さい。
ケチャップは水分がほとんどの調味料なんですがこの水分をしっかりと飛ばす事でこの後入れるご飯がベタつかず、尚且つ旨味がUPします。
水分が程よく無くなったら、温かいご飯を入れます。
ごはんとケチャップ野菜をしっかりと混ぜていきます。
火加減は少し強火にします。
この時はフライパンを振ったりしたりしてご飯を潰さないように炒めます。
ご飯を潰してしまうとでんぷん質が出てきてベチャベチャします。
よく炒まったら味見をしてから塩コショウで味を整えます。粉チーズもここで入れて下さい。
パセリも入れます。
これでチキンライスは完成です。最後に香りづけにバターを少量入れても良いです。
卵を炒める前にお皿にチキンライスを盛っておきます。
とろとろ卵を作る
次にトロトロの半熟卵を作ります。
よく混ぜた卵とくっつかないフライパンを用意します。
フライパンを温めて少し多めの油を入れます。バターもあれば入れます。
くっつかないような温度(箸で卵をちょんちょんと付けてフライパンに横線が書けるくらいの温度)この温度は結構微妙なので、熱すぎず、冷た過ぎずの温度を覚えましょう。
卵を入れて軽くジューとなる温度です。バターを使う場合温度が高すぎると焦げます。
そこに卵を一気に入れてすぐにお箸でスクランブルエッグを作るように全力で混ぜます。
一瞬で卵は固まるので全力でひだを作ってください。
ここでは一瞬が勝負ですので、半熟状態を残しながら卵に火を入れます。
ここで卵をフライパンでトントンしてオムレツ状に作れる方はトントンして下さい。
できない方はそのままで完成です。
先ほど用意したチキンライスのお皿にスライドさせる様に半熟卵をのせます。
最後にケチャップで飾り付けして完成です。
チキンライスをしっかりと炒める事とケチャップを煮詰める事、卵を半熟状態に仕上げる事をしっかりとできれば美味しいオムライスの完成です。
ワンランク上のオムライス
ワンランク上のオムライスという事で、その方法をひとつ紹介します。
その方法はあらかじめケチャップだけを煮詰めておく方法です。
どうしてもお肉と野菜を炒めてからケチャップを煮詰めると、食材の食感が無くなりがちですので、あらかじめケチャップを煮詰めておきます。
それを炒めたお肉、野菜、ご飯の中に入れます。あとは同じ要領で作ってもらえたらOKです。
こうする事でさらに食感も楽しめるオムライスが出来上がります。
この煮つめたケチャップは冷蔵庫に入れておけば保存も可能ですのでまとめて作っておくと色んな料理の味付けに使えて便利ですよ。
と言った感じです。
またオムライスを作るときがあったら、このレシピを利用してみてください。
きっとお店で食べる味に近づいてますよ!
あなたのオムライスが少しでも美味しくなる事を願ってます。
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