本出版

2021年秋に全国の書店、アマゾンで繁盛する小飲食店のつくり方が発売されました。

アマゾンランキング2位にまであがり、Yahooニュースにも取り上げて頂き、評価も4以上の高評価を頂いています。多数のDMも頂き、この本を書いてくれてありがとうございます。飲食店経営や人生の生き方のバイブルしますとのお言葉も頂き感無量です。🙇🏻‍♂️

チェーン店は冷凍食品だらけなのに潰れない訳。これが分かれば経営の才能アリです

チェーン店は実は冷凍食品だらけなんです

チェーン店は冷凍食品だらけ

今回はチェーン店の冷凍食品について書いてみようと思います。

チェーン店で働いた事がある方は分かると思うんですけど、チェーン店の料理はかなりの冷凍食品を使います。

揚げ物全般はもちろんですし、居酒屋さんではお造りのお魚も冷凍のものを使ったりする事もあります。

他には出汁巻卵が冷凍だったりケーキが冷凍だったりと実はありとあらゆるものが冷凍食品だったりします。

その冷凍食品がセントラルキッチンで作られたものであったり、既製品をそのまま仕入れて使っていたりとするわけですが、本当にその冷凍食品のバリエーションの豊富さには驚きます。

一切こだわりがなければ、冷凍食品のみで飲食店をオープンする事は可能なんじゃないかなと思いますね。

それにもう日本全国どこのチェーン店に行っても冷凍食品を使ってないところはないと言っていいと思います。

冷凍食品を使うメリット

もちろん冷凍食品のクオリティも年々上がってきて、美味しいものが増えてきた事も普及している要因だと思いますけど、これほどまでに普及しているのには訳があります。

それはチェーン店は誰が働いても見た目も味も同じように提供する必要がある為です。

これは皆さん知ってる事だと思います。

チェーン店は大学生のアルバイトなどに料理を作ってもらうので一つ一つ丁寧に料理を作るという事は諦めて、誰が作っても同じものを製造出来るようにするという事に重点をおいています。

また冷凍食品を多用する事で仕込みにかかる時間の短縮もできます。

実際もう鳥の唐揚げですら冷凍食品を使い、凍ったまま揚げたりするようになってきてますから、お店での仕込みがかなり減ります。

また在庫を抱えても賞味期限が切れる事はまず無いので、食材ロスを減らす事ができます。

そうする事で原価を安定させて、経営を安定させています。

また従業員も年配の職人さんを雇わず社員さん1人を店長にして後はアルバイトといった営業形態も多くなってます。

これは人件費の削減ですね。

つまり何が言いたいのかというと、チェーン店は料理のクオリティをあまり重要視せず、どうすれば経費を削減できるのか吟味し、いかに利益が出るかを追求している訳です。

分かりやすくいうと限られた人件費と食材費をうまく調節して、最大の利益を追求しているスタイルです。

ですのでブラック企業と言われても、利益を少しでも出すために年中無休だったりするわけです。

それでも潰れないには訳がある

こういう風に書くと少しチェーン店が悪いお店みたいなイメージを持たれるかも知れませんが、僕はチェーン店は飲食業界の経営のプロ集団だと思ってます。

ですのでチェーン店がそれ以上の料理を提供するようになると個人店は非常に厳しくなると思います。

ではチェーン店が何故プロ集団なのかというと、それはどんな場所でもお客さんを呼び込む事ができます。

名前が売れているので、どんな場所にお店を出しても大体長い期間営業を続ける事ができます。もちろん十分なマーケティングもして出店場所は決めてると思いますが。

そして世の中のニーズも理解しています。

どういう事かというと世の中にはそこまで味を追求しているお客さんばかりでは無いという事です。だからこそ冷凍食品や手作りにこだわらなくても勝負出来るわけです。

個人店でこれをしようと思うとなかなか勇気がいります。

僕には出来ません^^;

また自分達が狙っている客層が味より居心地の良さや値段、お店に入りやすさなどの違う要素で来てくれてる事を知っています。

つまりいくら美味しいお店を作っても流行るとは限らないことを知ってる訳です。

チェーン店化するお店のほとんどが同じような値段設定なのも、そこがマーケットとして一番大きいのを熟知しています。

どちらかと言うと、薄利多売な傾向があるのもチェーン店の特徴です。

そしてそういう事も全部マニュアル化して基本的には誰が営業しても同じような売り上げを上げる事ができるわけですから素晴らしい経営ノウハウを持っています。

お客さんが求めてるのは美味しいだけじゃない

個人店はどうかというと、多くの方がその経営ノウハウを持ってないかわりに、調理技術の高さという武器を持っているように思えます。

そして良く間違えがちな美味しい料理を作れば流行るという幻想にとれわれがちです。

美味しい料理を作る事は良いことなんですが、それだけでお店が流行るなら今頃日本にはチェーン店がほとんどなく料理技術が高い飲食店のみ残っているはずです。

そんな事は無いですよね。

どこの街に行っても同じような飲食店の看板を見るはずです。

つまりチェーン店は冷凍食品や加工品など工場で大量生産された料理でもお客さんが通ってくれる事を知っていて、尚且つ素晴らしい経営ノウハウを持っている訳です。

ちなみにどんな経営ノウハウかというと、例えば駐車場を沢山用意して遠くからでも来店できるようにしたり、子供が喜ぶゲームを用意してご家族の来店を促したり、ドリンクバーを格安で提供したり、

Wi-Fiを用意したり、テイクアウトを充実させたり、デリバリーにも力を入れたりと料理以外での利益を出す仕組みや、どんなシーンでも使えるようにと使いやすさに力をいれてます

ですので是非個人で飲食店を開業される方は経営ノウハウを学んでみてください。

ただいくらチェーン店が潰れにくいといっても個人店が真似をするのは危険です。

例えば仕入れの値段が違ったりするので同じ商品でも同じ価格で提供するとなると利益が異なります。

あくまで経営をどのようにして利益を出す仕組みにしているかが大事ですので、同じようにしても上手くいくとは限りません。

しかし料理技術が高い方がもちろんお客さんの満足度は高い訳ですので、経営の仕組みも理解すればきっと長く続くお店が作れますよ。

このブログで僕が勉強した経営ノウハウを紹介してますので、良かったら見て下さい。

調理師専門学校を卒業して、就職するもすぐに辞めて、その後昼は中華料理屋さんのアルバイト、夜は居酒屋さんのアルバイトのフリーター生活を7年間。

イタリア料理の勉強は基本的には独学になります。

そんな僕でもイタリアンバルを開業してもう5年目です。

お店がうまく行ったのは運もあるけど、経営の勉強を少ししていたからだと思ってます。

これから開業されるなら飲食店の経営ノウハウを少しでも頭に入れておくと困った時に役に立ちますよ!

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