本出版

2021年秋に全国の書店、アマゾンで繁盛する小飲食店のつくり方が発売されました。

アマゾンランキング2位にまであがり、Yahooニュースにも取り上げて頂き、評価も4以上の高評価を頂いています。多数のDMも頂き、この本を書いてくれてありがとうございます。飲食店経営や人生の生き方のバイブルしますとのお言葉も頂き感無量です。🙇🏻‍♂️

小さいお店がカード払いや電子マネーに安易に対応してはいけない理由とは

飲食店には電子マネー対応やクレジットカード払いが必要なのか

消費税が8%から10%に変わるに当たって、電子マネー対応やクレジットカード対応をした方がいいか?

など悩まれる方も多いと思います。

 

今回はそういった現金以外の支払いについて書いていきます。

結論
まず結論から言うと、余裕があればやった方がいいけどやらないとダメという事はないです。

 

ちなみに僕のお店はクレジットカード払いも電子マネーも対応してません。

現金のみです。

 

もちろん僕のお店が現金以外に対応してないのには訳があります。

ではメリット、デメリットを紹介していきます。

飲食店に電子マネーやカード払いを導入するメリット

その1  お客さんが得をする

まずカードや電子マネーを導入するとお客さんが得をします。

これがいちばんのお客さんにとってのメリットです。

 

ですからカードが使えるお店では基本的にお客さんはカード払いをしたがります。

そうすると自分の支払い金額に応じてポイントが入ったりしますからね。

 

同じように電子マネーでもお客さんが得をするキャンペーンなどをしてますので、お客さんが得になる場合があります。

その2  海外のお客さんも来店しやすい。

次のメリットは海外のお客さんが来店しやすくなる事です。

海外では現金よりカード払いの方が圧倒的に多いですから、現金を持ってない旅行者も中にはいます。

 

僕のお店でもカード払いしか出来ないという理由で5年間で5組くらい断った事があります。

(僕のお店は京都でも観光客が少ない地域になるので、旅行者は少数です)

 

ですので、海外の旅行者が多い地域はカード払いは必須と言えます。

その3  かなり高額のお客さんが来店する事がある

またカード払いは高級店必須という感じもありまして(お金持ちはカード払いを好みます)沢山使ってくれるお客さんがカードで払う事も多いです。

現金だと手持ち分しか飲み食い出来ないのがカードなら関係なく出来ますからね。

 

そういったお客さんが来店する可能性もあるのがカード払いのメリットです。

飲食店にホームページを導入してブランド力を高めよう

その4 お金を持ってなくても飲食してもらえる

次のメリットはお客さんがお金を持ってなくてもお店に来てもらえる事です。

例えばお財布に現金が入ってなくてもお店で食事が出来ますし、来月のお給料を当てにして食事してもらう事も出来ます。

 

今月ピンチのお客さんでもお店に行こうと思えば行けるのがメリットですね

その5  おつりの用意が楽になる

次のメリットはお釣りの用意を過剰にしなくても良くなることです。

現金のみだと1万円札ばかりのお会計が続くと釣銭に困る事がありますけど、カード払いならお釣りはいりません。

 

また現金を沢山置いておく必要もなくなるので、もし泥棒に入られても安心です。(滅多にないので心配は不要な気もしますが)

 

こんな感じがメリットです。

 

喜ぶのはお客さん
基本的にお店に良いことがあるというより、お客さん側にメリットが多いのがカード払い屋電子マネーの特徴です。

ですが、カード払いのお客さんはお金を沢山落とすという傾向もありますので、そこのお客さんを取れるならやる価値はあります。

 

次にデメリットを紹介します。

カード払いや電子マネーのデメリット

その1    手数料を取られる

まずいちばんのデメリットは手数料が取られる事です。

これがカード払いの大きなデメリットですね。

 

3%〜7%の手数料がかかります。大体5%です。

 

ですので1万円のお会計で300円〜700円をカード会社に払う事になります。

ちなみに1万円のお会計では1000円の消費税が引かれますので、1万円引く1300円、又は1700円がお店に残るお金です。

 

ここでざっくり原価3割だとしたら3000円かかりますので、合わせると4300円、又は4700円かかります。

残るお金は5700円、又は5300円です。

 

消費税をきちんと考えて値段を決めてないと支払いが大変になりますし、これに電子マネーがやクレジットカードが入るとさらに利益は減ります。

これに注意
売り上げは変わらずに上がるので気付きにくいですが、支払いがかなり増える事になるので注意してください。

 

数%といっても結構利益を持っていかれるので安易に考えるのは危険です。

ちなみに電子マネーは増税後の手数料無料期間が終わると手数料が3%に落ち着くと言われてます。

 

ここに10%オフなどをするともうもうほとんど利益が残らないんじゃないかという感じですので、そこも気をつけて下さい。

ちなみに電気屋さんでもクレジットカード払いになるとポイントが付かないようにするなど対策をしています。

 

ですので、飲食店でもクレジットカードや電子マネーの場合は割引サービスをしてるなら10%オフが使えないなど対策をしても良いと思います。

 

但し、クレジットカードの手数料をお客さんに負担してもらうのは規約違反になります。

お客さんが決算手数料を払う義務は無いので、請求してはいけません。

 

お店独自のサービスが受けれない事はOKでも、請求はしてはいけません。

高級店はそれを見越して全てのお客さんにサービス料を上乗せすれば問題ないですが、単価の低いお店だと手数料はネックですね

その2  お金が入ってくるまでに時間がかかる

次のデメリットは入金に時間がかかる事です。

資金繰りが大変
基本的にカード払いだと1ヶ月後に入金がありますし、電子マネーも一定金額を超えないと引き出す事ができないや、引き出すのに手数料がかかるなど、何かにつけてお金がかかります。

 

こちらにpay payを導入しようか迷ってる方向けの記事もあります。

pay payのメリットデメリット、手数料が安くなる方法も紹介。飲食店で導入するか迷ったら答えが出る記事になってます。

pay payは指定銀行を使えば手数料が無料になったり、入金が早くなるのでご検討の方は読んでもらえれば得をします。

意外と知らない人が多いので。

 

飲食店経営は小さい取引の積み重ねですので、この入金が遅くなるというのは月末の支払いが重なった時などに大問題になります。

自転車操業みたいなのが飲食店経営ですので、資金に余裕がない場合は売り上げが上がっても入金までのタイムラグでかなり困ります。

 

特にカード決済は大口のお客さんが好みますので、手元にお金がない状態に陥りやすいです。

その3 お会計に時間がかかる

次のデメリットはお会計に時間がかかる事です。

現金払いだとすっとお会計は終わりますけど、カードや電子マネーは時間がかかります。

 

忙しい時にお会計で時間を取ってしまうと、更に忙しくなります。

また打ち間違えをしてしまうとかなりめんどくさいです。

 

忙しい時ほどミスが増えるものなので、そういった点は注意して下さい。

こんな感じがデメリットです。軽くまとめます。

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クレジットカードや電子マネーは必要なのか?のおさらい

メリット

●その1  お客さんが得をする

●その2  海外のお客さんも来店しやすい

●その3  富裕層はカード払いが多い

●その4 お金を持ってなくてもお店に来てもらえる

●その5 釣銭の用意が楽になる(泥棒対策も出来る)

 

デメリット

●その1  手数料がかかる

●その2  入金までに時間がかかる

●その3  お会計に時間がかかる

以上です。

基本的にカードや電子マネーはお客さんが得をするシステムです。

逆に言えばお店側は損をします。

 

また日本はなんといっても現金の国です。

高単価のお店は導入した方が儲かります
ですので外国人のお客さんが多い地域や富裕層ばかりの地域、高単価のお店で無ければ無くても問題ないと思います。

 

僕のお店ではお会計の時にお客さんの手持ちが足らないケースもありましたけど、コンビニに行ってすぐにお金を引き出してもらい難を逃れました。

現金が無くてもお金を簡単に引きおろす事ができる国が日本です。

 

またお客さんはカード支払いが出来ないお店が多い事も知ってますので、現金も持ち歩いています。

マストじゃなくベター
ですのでカード支払いや電子マネー対応はした方が良いけど、無いとお客さんが来ないとか、売り上げがかなり悪くなるとは考えにくいものです。

 

あの有名なサイゼリアでもカード支払いは出来ませんからね。

余裕があれば導入すれば良いのかなというのが個人的な感想です。

ペイペイの説明と手数料を安くする方法をまとめました。知っておくとPAYPAYの引き出し手数料無料や翌日振込OKなどの得をします

 

カードを簡単に使いたい方はこちらの会社もオススメです。

【Square】 iPhoneやiPadでクレジットカード決済)

参考にして下さい^^

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