本出版

2021年秋に全国の書店、アマゾンで繁盛する小飲食店のつくり方が発売されました。

アマゾンランキング2位にまであがり、Yahooニュースにも取り上げて頂き、評価も4以上の高評価を頂いています。多数のDMも頂き、この本を書いてくれてありがとうございます。飲食店経営や人生の生き方のバイブルしますとのお言葉も頂き感無量です。🙇🏻‍♂️

飲食店の営業許可書を取るまでに必要な事。開業される方は大まかな流れを知ってると良いですよ!

飲食店の営業許可書を取る為に必要な事

今回は飲食店を開業する為に必要な手続きについて書いていこうと思います。

 

飲食店を経営したいけど、何をしたら良いのかよくわからなくて不安という方も多いと思うんですけど、、、実際僕もそうでした。

そんなお悩みが解消出来たらなと思い、自分がどうやって営業許可書を取得したかを書いていきます。

物件を契約しよう

まず営業許可書を取る為には飲食店を開業する為の物件が必要になってきます。

これはテナント屋さんに行って契約しましょう。

 

僕の場合はテナント屋さんで契約が出来たらそこから内装のデザイナーさんを紹介してもらいました。

正直内装デザインなどを一緒に考えてもらうと勝手にお店の開業の手続きが進んでいきます。

デザイナーさんが飲食店の開業を何度も手伝ってる場合なら必要な手続きとかも教えてくれます。

僕の場合はそうでした。

やはり分からない事はプロに聞くのが一番だなと思いましたね。^^;

 

ちなみにデザイナーさんに工事を依頼するとデザイナーさんが工事の日程を立ててくれて、業者さんを探してくれて内装工事をしてくれますので、お任せたしたら営業許可がおりる施設を完成させてくれます。

 

ですのであまり難しく考えなくて大丈夫です。

 

と言っても営業許可をもらうには必要な書類とかはあるので紹介します。

飲食店の営業許可書は大まかに分けて2つある

まず営業許可書には大きく分けて2つ種類があります1つは飲食店営業許可ともう1つは喫茶営業許可です。

 

何が違うかと言うと提供出来る商品が変わってくるんですけど、開業される方は基本的に飲食店営業許可を取れば大丈夫です。

喫茶店やカフェを営業される方も飲食店営業許可を取ることを勧めます。

 

何故かと言うと喫茶営業許可は喫茶店が取る営業許可だと思われがちですけどちょっと違います。

実はお酒以外のドリンクとお茶菓子を提供出来るのが喫茶営業許可になりますので、オムライスやサンドイッチなどの調理した料理を提供する事は喫茶営業許可書では禁止されています。

 

ですのでオープン当初は調理したものを提供するつもりは無くても、後々調理したものをメニューに載せたくなる事もあると思うので飲食店営業許可を取ることを勧めます。

営業許可を取るために必要な2つの条件

次に営業許可を取る為に必要な条件があります。

ひとつ目は都道府県で定められた基準を満たしている施設です。

もうひとつは食品衛生責任者が1人必要になってきます。

 

ひとつ目の施設は業者さんに依頼してる場合は基準を満たして作ってくれてるので問題ないと思います。

大雑把に言うと清潔で衛生が基準になってまして、シンクの数や扉が閉まる収納が必要だとか、温度計がついた冷蔵庫が設置してあるかなどが条件になってます。

 

次の食品衛生責任者は、調理師免許を持っていたら問題ないんですけど、調理師免許が無い場合でも、食品衛生協会が主催する1日講習に出席すると資格をもらえます。

大体の費用は1万〜2万円です。

 

ここで気付いた方もいらっしゃるかも知れませんが、飲食店を開業するのに実は調理師免許は要らないんです。

調理師免許が無くてもこの講習を受ければお店を開くことが出来ます。

 

調理師学校は費用が200万円くらいかかりますから、100分の1以下の費用でお店を開業する事は出来ます。

例えばの話、自分がオーナーで料理人を雇うケースなんかはこの食品衛生責任者の資格を持ってれば大丈夫ですね。

店舗が借りられたら保健所に相談に行こう

店舗が借りれたら、やりたい業種(カフェ、ラーメン、イタリアンなど)などを決めて図面を作ってもらいます。

次に図面を持って保健所に事前相談に行きます。

 

京都の場合は医療衛生センターというところですね。自治体によって呼び名が変わったりする場合があるので事前に調べておきましょう。

ここで図面上で施設基準を満たしているかチェックしてもらいOKが出たら必要書類を用意します。(ここで必要書類を教えてくれます。)

 

同時に内装工事に着工する感じです。

また必要書類は自治体によって必要枚数が違う場合もあるらしいのでチェックしておくと良いかもです。

基本的には一緒なので紹介しておきます。

営業許可所をもらうために必要な書類一覧

店舗の図面 

これはデザイナーさんや内装工事の業者さんにもらいましょう。

自分で作成する場合は定規を使って分かりやすく書きます。マンションの平面図のように入り口、トイレ、イス、テーブル、冷蔵庫やコンロ、などの厨房機器、カウンター、シンク、手を洗う場所などを書きます。京都市の図面の用紙です。PDF

お店付近の案内図 京都市の見取り図です PDF

保健所の方がチェックに来る時に迷わないようにする為の地図です。

水質検査書

これは建物のオーナーさんに確認しておきましょう。貯水槽からじゃなく直接水道が繋がってる場合は必要ありませんが一応確認した方がいいと思います。

営業施設の大要

施設が鉄筋コンクリートだとか、何階にあるとかそういった情報を書く書類です。 自治体によって違います→東京港区の営業施設の大要 PDF

調理師免許又は食品衛生責任者の資格

事前に用意しておきましょう

飲食店営業許可書の申請書 京都市の飲食店営業許可書 PDF

保健所でもらえます。必要事項を記入しておきましょう。

申請手数料

大体2万円くらいです。

以上です。

必要書類が用意できたら

必要書類が用意できたら飲食店の開業の10日から2週間前に保健所に提出します。

そうすると施設の検査に保健所の方が来てくれます。

 

ここで基準を満たしていれば合格という事で営業許可書の交付の連絡がきます。

そして念願の飲食店の営業許可書を頂けるといった感じです。

 

多分営業許可書は基準さえ満たしていればすんなり貰えると思います。

 

僕の場合はこれプラス乙種防火管理講習が必要だったので受講しています。

これは消防署に行って受講日を決めて1日講習を受けてくるといった内容でした。

 

といった感じが営業許可書を貰うための大まかな流れです。

また夜の12時以降営業する場合はまた違う手続きが必要ですので注意して下さい。

お店の開業準備がお店の開業で一番疲れる時期

営業許可書をもらうのは色々とややこしそうですけど、同じような書類を何枚も書いていたような記憶があるぐらいで、苦労せずに営業許可書は手に入れることができます。

事務的な手続きが終わると本格的にお店のオープン準備に入る頃なので頑張って下さい!!

ぼくは神戸と京都で2回飲食店の開業をしてますけど、正直物件を決めてからオープンするまでとオープン直後が一番疲れます。

 

苦労というわけでは無いんですけど、料理を作るのは皆さん慣れてると思うんですけど、この慣れない作業は疲労感がハンパないです。

お店を開業する前は書類を書いたり、契約したり、お金を用意したり、お店のコンセプトを考えたり、メニューを考えたり、食器を揃えたりとするなど、やる事が山盛りありますから覚悟しましょう!!

今度お店の開業に必要な準備の記事も書きます!!

 

そしてお店をオープンしたら、これも慣れるまでが大変です。

ですが営業にも慣れてお店が軌道にのってくるとお店を開業して良かったなぁ〜と思える日が必ず来るので頑張っていきましょう!

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