ぶっちゃけ飲食業は儲かるのか
●飲食店を開業したいけど、飲食業って儲かるの?
●飲食業で儲けようと思えばどうすればいい?
そんな疑問ありませんか?
今回は飲食業で儲ける為に必要な考えを紹介します。
飲食業は儲かるのか?
その1 潰れない飲食店とは
街の飲食店を見ていてもすぐに閉店するお店と、ずっと長く続くお店がありますよね。
つまり長く経営できるのは黒字をずっと維持できるからですね。
当たり前ですけど、これが長く続く秘訣です。
ですので繁盛してるように見えても経費が沢山かかり、収入に対し支出が多ければ段々と経営は苦しくなってしまい儲けが出なくなります。
儲けが出る飲食店は経費がかかりにくく、売り上げが多い飲食店になります。
めちゃくちゃ当たり前ですけでシンプルですけど、これが真理です。
その2 売り上げが沢山ある飲食店とは
次に売上が多い飲食店の特徴を紹介します。
売り上げを沢山出す方法は2つしかないんですけど、これはご存知ですか?
それは客単価を上げる事と、客数を増やす事です。
これもシンプルですけどこの方法しか売り上げを伸ばす方法はありません。
ちなみに大都市の駅構内にある立ち食い蕎麦屋さんは1日で100万円以上の売り上げを叩き出すこともあります。
1人当たり400円としても2500人以上の来店がある事になりますね。
その3 経費がかからない飲食店の特徴とは
売り上げの上げ方が分かったと思うので、次に経費が少ない飲食店の特徴を紹介します。
いくら売り上げが多くても経費によって残るお金は違いますからね。
その特徴は家賃やローンなどの固定費が少ない飲食店と人件費が少ない飲食店、原価率が低い飲食店です。
その4 儲かる飲食店の特徴とは
最後に儲かる飲食店の特徴を紹介します。
例えば売り上げが100万円あって、
●建物は自分の家を改造したから家賃が発生しない。
●その費用も溜めたお金でまかなったのでローンも無い。
●お店も奥さんと2人で経営してるから人件費もかからない。
●お店はcafeなので原価が安い
●テイクアウトで利益を出してるから沢山お客さんが来る。
なんて言う条件なら、すごく儲かります。
cafeの原価率は10%程度ですから、支払いも少ないですからね。
仮に15%の原価がかかったとしてもひと月15万円の原価です。そこで光熱費が仮に5万円かかったとしても(多分カフェならもっと安いです)全部で20万円になります。
これを100万円から差し引いたら80万円残ります。
つまり100万の売り上げで80万円の利益が残ることになるんです。
例え50万しか売り上げが無くても40万円近く残ると思います。
分かりやすい例で言ってるのでこんな計算になりますけど、実際はカフェ経営はかなり難しいですけどね。
将来カフェしたいと思う方はこちらを参考にして下さい。
次に一般的なお店の例を出します。
売り上げが100万円でローンが毎月10万、家賃も10万、光熱費が5万、原価が3割だとすると30万円かかります。
そうすると55万円の支払いになります。
ですので100-55=45万円残ります。
そこから人件費として20万円毎月無くなれば、残りは25万円。
そしてゴミ代や、電話代、消耗品代などもかかりますので諸経費に1万円くらい必要です。
ですので残りは24万円です。
全然さっきと違うの分かりますよね。
仮にテナント借りての条件で人件費を増やさずに80万円の利益を出そうと思うと売上が170万円ちょっと必要になります。
ひと月25日営業したとして7万円くらい毎日売り上げたら可能ですね。
家賃10万のお店で、毎月そこまで利益でるならかなり繁盛してるお店の売上ですね。
こんなお店が作れたらすごいです!
人を雇っても儲かるお店を作る方法
次に人を雇っても儲かるお店の作り方を紹介します。
先程例に出したように人件費が沢山かかるお店は利益がどんどん減っていきます。
ですので人件費を削っても大丈夫な形態のお店を作れれば利益が残りやすいです。
そうなると高級店を目指すのが1番です。
まあどうしても高級店になると原価を3割以上掛けないと他店に負けてしまうので、少し利益は減りますけど、それでも高単価のお店は流行れば利益が残りやすくなってます。
次に回転率を上げて利益を出す方法もあるんですけど、これはどうしても人が必要になるので人件費がかかります。
ですので忙しそうにしていても利益が残りにくいのがこのタイプの飲食店ですね。
もちろん客単価が高く回転率が高ければ良いんですけど、客単価が上がるにつれ回転率が悪くなるのが一般的ですので(客単価が高いお店は席がゆったりとしているお店が多い為、席数も少ない)
もちろんこれも売り上げが多ければ利益は残ります。
例えば3人体制で170万円の売り上げが上げれば人件費が倍になって40万円かかっても60万円の利益が残ります。
飲食店はお店の大きさに対して適切な人数のスタッフがいれば、売上が変動してもお店は回ります。
例えば一日5万円の売り上げを3人体制で上げたとします。
これが10万円の売り上げになったら6人必要か?と言われたらそんなことは無く3人でも大丈夫な訳です。
ですのでお店に対して適切な数のスタッフを配置しておけば、売り上げに左右されずにお店は回ります。
つまりお客さんの数が最大値になるような価格設定やコンセプト、ジャンルを選定して、適切な数のスタッフを用意すればどれだけお客さんが来てもお店は上手く回ります。
そうすると売り上げも最大値になるので人を雇っても儲かるお店ができます。
僕がオススメする儲かるお店
最後に僕がオススメする儲かるお店を紹介します。
というのも先程の売り上げの話にしてもお客さんが沢山来る前提の話ですので、来なかったら経営的にやばい訳です。
というか、今の飲食業界をみてもいつもお客さんで潤ってるお店は一部です。
基本的に皆さんギリギリで運営しています。
ですので良い時の事ばかりではなく現実的にどんな状況になるかを考えないと、お店を開業してから苦労します。
例えば人を1人雇って100万円の売り上げ予想が80万円の売り上げになった時のことを考えないといけません。
(170万円の売り上げはかなりの繁盛店になりますので、家賃がそもそも10万の場所では無いと思います)
100万円の売り上げで人を雇って24万円残りだったのが、80万円の売上だった場合は原価が6万円分減りまして、経費(おおよその経費)に70万円かかります(家賃10万、ローン10万、人件費20万、原価24万、光熱費5万、消耗品1万で計算しました)
80ー70ですので残り10万円
これだと貯金を崩して生活しなければいけないので長く経営していくのは不可能です。
ですがここで一人で経営していたらそんなことはありません。
人件費20万円分が浮くのでそれだけで長くお店が続けていけます。
ということで僕はお店を開業されるなら人件費をなるだけ抑える方法をオススメしてます。
こちらに関連記事ございますので、参考にして下さい。
家族で飲食店を経営するメリット、デメリット。知っていると上手くいく可能性上がります。
ちなみに僕は奥さんと2人で営業してます。
客単価が8000円くらいのお店をその子は経営してます。
一人で経営していくと個性的なお店が作れてますし潰れにくいお店が作れますので、一度検討してみてください。
やはり飲食店を経営していく上で重要なことは儲かることもそうですが、長く続くお店を作ることだと思います。
ですので何回も通いたくなるお店を作らないと厳しいです。
宣伝さえすれば一時的に流行るお店は作れます。
もし開業されるなら20年、30年後の未来も続けていけるお客さんに愛されるお店を作って下さい。
そうすればおのずと安定して儲かるお店になるはずです。