看板メニューの必要性
看板メニューのメリットその①
良く看板メニューという言葉を聞くと思います。
今日はその事について書きたいと思います。
僕のお店クチーナカメヤマにも熱々クリーミー神戸牛コロッケを筆頭に沢山の看板メニューがあるんですけど、
なぜ看板メニューが必要か?
これを考えたいと思います。
まず繁盛店には必ずと言っていいほど看板メニューがあります。
それは何故かご存知ですか?
色々と理由はあるんですけど、僕は大きく3つ理由があると考えます。
まず1つ目は何を食べればいいか明確という事です。
これが何故大事かと言うと
お客さんは初めての来店の時に必ずと言っていいほど、オススメや名物料理を食べたがるからです。
接客をしてる方はご存知だと思いますけど、初めてのお客様は良く何がオススメですか?や、何を食べていいか分からない等の質問をされます。
食べたいものを食べたら良いじゃないかと思う方もいらっしゃると思いますけど、日本人特有の気質みたいなもので食べるものを決めれない人はなかなか多いです。
そんな時になんでもオススメですよと言わず、当店の名物はコレです。と一言言える商品があればかなりの確率で召し上がって頂けます。
又、友人にお店を紹介する時でも、なんでも美味しいお店よりハンバーグがめちゃめちゃ美味しいや、うな丼が有名なお店などと言える方がインパクトもあり紹介しやすいですし、
記憶に残りやすくなるので、来店される回数が増えます。
これが1つ目の理由です。
看板メニューのメリットその②
次にターゲットとなるお客さんを絞れてハズレメニューになりにくいという理由です。
これは最初の理由と少し被るんですけど、看板メニューをお客さんが知っててご来店される場合大きくハズレることが無くなります。
どういうことかと言うと、
例えば激辛カレーが有名なお店があったとします。とても辛くて美味しいと評判のお店なんですけど、それを事前に知ってるお客さんが来店するとしてほとんどのお客さんが辛いものが好きなお客さんになってるはずです。
と言うことは辛いものが苦手なお客さんは来店しにくいと言う事になります。
辛いものが苦手なお客さんがわざわざ激辛のお店に行こうとは思わないですからね。
この事により来店されてガッカリを防げるはずです。カレーだから当たり前だと思うかも知れませんがこれが辛くないカレーで有名な店だとしたらどうでしょう。
カレーは好きなんだけど、専門店のカレーはどこも辛いから食べに行けないなんて言う人もいらっしゃるでしょう。そういう辛いものが苦手なお客さんが多く来店してると思いませんか?
つまり看板メニューでお店の特徴を理解してもらうことができそれが好物の人を呼び込むことが出来るんです。
そうすることで、食べたけど美味しくなかったや、思ってたのと違うなんて意見を減らすことが出来、お客さんに満足して帰って頂ける確率が上がります。
看板メニューのメリットその③
上の2つの理由で看板メニューが必要で良く出る事がお分かり頂けたと思うんですけど、看板メニューがよく出ると言うことは、仕込みや在庫管理が楽になると言うメリットがあります。
これが看板メニューがあった方がいい3つ目の理由です。
お客さんが沢山来店されるようになると、様々なメニューが注文される訳ですけど、ここで看板メニューが良くオーダーされるなんて事になっていると前もって用意しとく事が可能ですし、提供もスムーズです。
そして良く注文が入るということは看板メニューの回転率も上がり、いつも品質が良好な状態で提供する事が出来ます。
よって看板メニューのクオリティーも維持出来る訳ですので、いつ行っても美味しいとお店の評判も高い水準でキープ出来るはずです。
この大きく3つの理由が看板メニューが必要な理由です。
如何でしたか?
看板メニューを作ってみようかなと思いました?
僕は看板メニューはオリジナリティーがあれば一つだけじゃなく複数あった方が良いと考えてますので、お客さんが喜ぶようなメニューをどんどん作って行きましょう。
看板メニューの作り方も今度紹介します。
看板メニューというと難しそうですけど、簡単に作れるので。
個人経営飲食店の看板メニューの作り方。適当に作るよりこの理論で作る方が確実に売れます
良くない印象を与える看板メニュー
ただし看板メニューというからには、周辺のお店より美味しかったり、工夫があったりしないとインパクトにかけるので特徴があるものを作ってください。
たまにうちの名物はからあげやったり、ハンバーグだったりなんて書いてあるお店があって来店してみると、至って普通のからあげやハンバーグが出てくることがあります。
名物だからと注文する訳ですけど、いたって普通な訳ですから印象に残ることもなく(悪い印象としては残るかも)次にもう一度行こうとはなかなかなりません。
名物や看板メニューという他のメニューよりハードルをあげて提供している訳ですので、至って普通はやめてください。
実は看板メニューより他のメニューが美味しくても、他のメニューはそれ以下なのかと思われて他のメニューが注文される確率は減ります。
そういう事なので看板メニューはお店で一番美味しいものや思わず写真に撮りたくなるなど少しでも特徴あるものや記憶に残るようなものを作りましょう。そんなに難しいことではないので。
地域の人にあのお店はなになにが有名なのよ!と言われるようになると、
看板メニューを求めてくるお客さんであなたのお店が賑わうはずです。
お客さんが喜ぶような看板メニュー作っていきましょう!
では長くなってきたのでこの辺で。