パワハラで訴えられる前に予防する方法
店長になると従業員に対して命令をしなければいけなかったり、注意をすることってありますよね。
そんな時に気を付けなくてはならないのがパワハラ!!
そんなパワハラについて今回まとめました。
色んなパワハラがありますので、訴えられないように事前知識を手に入れましょう。
結論から言うとパワハラは防げます!!
店長になったらパワハラで訴えられる前に予防しよう。
その1 パワハラって何
パワーハラスメントとは、社会的な地位の強い者による、「自らの権力や立場を利用した嫌がらせ」のことである。略称はパワハラ。地位や権力に対応したものではなくいじめに近い概念としての理解に変わってきた。加害者は名誉毀損、侮辱罪の刑事責任を問われる場合があり、民法の不法行為や労働契約違反も成立することがある。ウィキペディア
とウィキペディアにあるようにパワハラとは上司から部下に対しての嫌がらせになります。
そしてこのパワハラの怖いとこは自分目線ではなく相手目線なところです。
その2 実際にあった僕がパワハラだと後から思った話
僕が働いていた飲食店でも店長から社員さんに対してのパワハラがありました。
僕が見た限りでは別に普通の事で、なんとも思わないような事でしたけど、思い返すとパワハラだったと思います。
そしてそのまま退職しています。
ではそのパワハラ内容は何かというと、仕事を任せすぎた事です。
店長が社員さんに対して沢山の仕事を渡していました。
ただし、その仕事の量は僕から見たら大変そうではあるけど、出来ないほど大量ではありませんでした。
それに店長は大変やったら声かけてな!手伝うから!!といつもその社員さんに声をかけてます。
ですがその社員さんは店長に助けて欲しいと言うことが出来ずに自分の中に不満をどんどんどんどん貯めていってました。
そして最後に爆発してしまい、突然退職してしまいました。
これだけみたら社員さんが店長に助けを求めないからだと思うかもしれませんが、実は店長は社員さんが困ってるのを知っていました。
そしていつ助けて欲しいと言うのかと待っていたんです。
これがパワハラっぽいんですよね。
もちろんパワハラとは思って無いですよ!
色々と仕事を与えて成長させようとしてた訳です。
そして困ったらいつでも助けてやるから頑張れ!無理するなよ!という気持ちです。
幸い店長は訴えられる事もなく、社員さんの退職という事で終了してますが、訴えられてたらどうなってたかは分かりません。
もちろん肉体的な攻撃はしてないですし、精神的にトラウマになるような注意もしてる訳でもありません。(言葉使いは少し悪いかも(−_−;)
サインに気付いておかしいと思ったらキチンとスタッフと向き合いましょう
店長になるような人はメンタルがある程度強い特徴を持っていたりするので、こんな事で、、、。と思うようなことで従業員に対してパワハラ攻撃をしてる場合があります。
だから悪気が無いって怖いんですよ。
罪の意識があれば改善しやすいですけど、意識がないので無意識のうちに傷つけてます。
そして気を付けなければならないのは現代は昔と違う事です。
そうするとたった一部を切り取られて、誇張して表現された場合非常に不利です。
もちろんそんな取られて困ることをする方が悪いんですが、飲食店をまじめに働く人ほど、カッとなって感情で言葉を発してしまう事もあるもんです。
僕もそういった現場を沢山見てきました。
それを好意と受け取るか悪意と受け取るかはその人次第ですから、出来るだけトラブルになるような行動は避けた方が無難です。
最悪、従業員次第では社会的に抹殺される可能性があります。
上司になると無くなる能力
もう一つ気をつけないといけない事は上の立場になればなるほど共感力が落ちる事を知っておくことです。
共感力が低下すると相手の気持ちが分からないため、パワハラが起きやすくなってます。
このことを覚えておくだけで防げるパワハラもあると思うので、自分が思ってるより相手の気持ちが分からなくなってる事に気付いてください。
あなたの当たり前は従業員を知らず知らずのうちに傷つけてる可能性があります!!
共感力が低下するため上司からのパワハラが多くなるんですね。
次にパワハラと認識されやすい行動を紹介します。
よくパワハラ認定される行動 7種
その1 暴力
まずは暴力です。これは明らかにパワハラになります。
特に上司の場合、権力があるため従業員が逆らえませんので、一方的に相手を傷つける事になり非常に良くない行動です。
その2 言葉を使った精神的な攻撃
次に言葉を使った精神的な攻撃です。
良く飲食店で見る光景としては、
●まだ終わってないのか!!
●これぐらい簡単に出来るだろ、ちゃんと見てたか!しっかり覚えろ!
●何回間違えたら覚えるんだ!!
みたいな言葉は精神的に苦痛を感じる可能性がある言葉です。
まあ普通に言われたら嫌ですよね^^;
そういう時は
●一緒に手伝うよ^^
●ちょっとづつ成長していこう
●だいぶ覚えてきたな
みたいに相手の気持ちを考えて言葉を使いましょう。
このやさしい言葉の優れてるところはこっちの方が成長スピードが速い事です。
ですので戦略的にも優しい言葉を使った方が優秀な人材を作れます。
その3 仕事を沢山押し付ける
次のパワハラは仕事を沢山与えすぎる事です。
特に店長になると先に帰って後片付けは社員に任せるなんて人もいるので、そういった行動も気をつけて下さい。
これ結構やりがちです。
僕も何人も見てきましたけど、信頼関係ができてないと従業員の信頼を一気に落とす行為ですので気をつけてください。
仕事を与えて育てる事も必要ですけど、いつもいつも与え過ぎは考え物です。
たまには俺が後片付けするから早く家に帰って休んでいいよ!!
何て言われたらスタッフは何も言わなくても頑張って働きます
その4 仕事を全く与えず窓際社員にする
次に多いのは仕事ができないから何もさせない事です。
でもそうは言っても、お前は出来ないから、立っとけ!!なんて行動を繰り返してたら、パワハラです。
ですので仕事を与えても、与えなくてもパワハラになることがあります。
ちなみに僕はこういうのが嫌だから自分でお店を経営してます。
正直いって自分ひとりで料理を作るとストレス無いです。
ですので将来開業したい方は独立も良いかもしれません。
家族経営ならリスクも少ないのでオススメですよ!!読まなくていいですけど一応貼っと来ます。
その5 無視
次は無視です。挨拶をしても無視、喋りかけられても無視。
無視ほど人が傷つくことはないので、きちんと返事や挨拶をしましょう。仲間外れもダメですよ!
無視をされると精神的にダメージが大きいです。
僕も一時期あいさつしても無視された時期ありましたけど、ほんとにメンタル病みます。
無視だけはやめましょう。😢
その6 見た目などで差別する
次に良くあるのは見た目のあだ名を付ける場合ですね。
例えば、ハゲとかデブなんてあだ名ですね。
痩せてるねや太ったねなんかも場合によってはパワハラです。
従業員がコンプレックスを感じてる部分だとかなり精神的にダメージになりますのでやめましょう。
実際そうであっても相手が傷つきそうな言葉を使うと、パワハラになります。
まあ変な事は言わない事です!
その7 プライベートな話を聞いてくる
次にパワハラ認定されやすいのはプライベートで何をしてるか根掘り葉掘り聞くことです。
従業員の会話の中で昨日何してたの?休みの日は何してるの?
なんていう日常会話もその人次第でパワハラ認定されます。
これは普通の会話ですが、今の時代これすらパワハラになる場合があります。
気をつけてください。
こんな感じがパワハラになりやすいシチュエーションです。
注意して下さい。
最強のパワハラ予防対策!!
ではその予防策として重要な事をお伝えします。
正直取りようによっては何をやってもパワハラです。
しかしそれはしっかりとした人間関係が形成されてないからです。
従業員の方を大事にして、仲良く楽しく働くように努めてたら、大抵の事はパワハラなんて思われません。
ですのでパワハラをしないことも重要ですが信頼関係を築くように従業員を大切にして下さい。
上司になったからと言って偉い訳ではありません。
立場が変わっただけの同じ人間です。
店長という役割を全うすることが重要なので、上から目線で押さえつける権利を手に入れた訳ではありません!!
どうかみなさんに慕われるような理想の店長を目指して頑張って下さい。
そうすれば少々の事は眼を瞑ってもらえるもんです。
では軽くおさらいしときます。
店長になってパワハラで訴えられないように予防する方法おさらい
●その1 パワハラは権力者からの圧力
●その2 パワハラだと思ってなくても相手がパワハラだと思えばパワハラは成立する
●その3 悪気がなくても切り取られた状況証拠で拡散されると大変な事になる
パワハラ認定されやすい行動7種
●1、 暴力
●2、言葉を使った精神的な攻撃
●3、仕事を大量に任せる
●4、仕事を全く与えず窓際社員にする
●5、無視
●6、見た目などで差別する
●7、プライベートな話を聞いてくる
以上です。
パワハラだと思って無かったは通用しませんから、日頃から従業員を大切にしていきましょう。
そうすればパワハラなんて言われずに楽しい職場が作れますよ^^!!