本出版

2021年秋に全国の書店、アマゾンで繁盛する小飲食店のつくり方が発売されました。

アマゾンランキング2位にまであがり、Yahooニュースにも取り上げて頂き、評価も4以上の高評価を頂いています。多数のDMも頂き、この本を書いてくれてありがとうございます。飲食店経営や人生の生き方のバイブルしますとのお言葉も頂き感無量です。🙇🏻‍♂️

パラパラっとしたほどけるチャーハンの作り方。このレシピならまとめて作ってもパラパラしたまま

パラパラチャーハン

今回はパラパラのチャーハンの作り方を紹介します。

まず例の如くパラパラのチャーハンをイメージしましょう。

と言ってももうパラパラと言っているのである程度イメージ出来ていると思います。

 

 

お皿の上にこんもりと盛られたチャーハンを一口食べると口の中でご飯がパラパラとほどけていき、ほどよく焦げた醤油の香りにチャーシューの旨味、ネギの食感がアクセントになり、絶妙な塩加減が食欲をそそり、ひとくち、もうひとくちとかき込むように止まらなくなる。

またまた大袈裟ですがこんなイメージが美味しいチャーハンだと思います。

ポイントはズバリ、パラパラとご飯がほどける事だと思います。

その為のポイントを紹介します。

パラパラチャーハンの材料

まず材料です。

材料を計量する為にも0、1グラム単位の電子量りを購入する事をオススメしてます。

1グラム単位でも良いですけど、0、1グラム単位は尚良いです。

僕のレシピはアバウトなのであまり使わないかも知れませんが、世に出回っているレシピは何グラムかきちんと書いてあるので、本などを読んで最初に作る時は自分の目安を作る為にも量りで計量すると良いです。

そうすると基準が分かるので次回から作りやすくなります。

一人前として

ご飯200グラム(これは大体でいいです。軽くご飯一膳分です)

卵1個(ご飯が多い場合は1、5個又は2個使ってください)

ネギ

チャーシュー(市販のもので大丈夫です。ベーコンやハムでも良いです。これは塩味が効いていた方が味のアクセントになります)

最低この4つがあればチャーハンは作れます。

これ以上にキャベツだとか玉ねぎなど水分が出やすい野菜を入れる場合は、あらかじめ炒めておいて後で合わせるようにすると良いです。

何故あらかじめ炒めるかと言うと、パラパラチャーハンの天敵は水分になるので、ご飯と一緒に炒めだすと野菜の水分がそこで出てきてべちゃべちゃする原因になるからです。

パラパラチャーハンの作り方

では作っていきます。

まず中華鍋を強火で煙が出るくらい温めてください。

煙が出たらリードペーパーなどで中華鍋を火傷しないように軽く拭きます。

一旦中華鍋を焼く事でご飯がくっつきにくくなります。

次に卵をよく混ぜてご飯と混ぜておいてください。

卵を先に入れて半熟状態でご飯を入れる作り方もありますが、今回はパラパラチャーハンという事なので、ご飯に絡めておきます。

こうする事でご飯ひと粒ひと粒に卵がコーティングされ、炒めていく事でパラパラとほぐれていきます。

卵のほんのりとした甘さを出したい方は先に卵を鍋に入れ半熟にした状態でご飯を投入されたらいいと思います。

次にチャーシューを少し大きめに切ります。あまりに細かく切ると食べた時の存在感がなくなるので、5~7ミリ角くらいが良いと思います。

次にネギです。ネギは適当に細かく切ってください。

材料が用意出来たら焼いていきます。

チャーハンはスピードが大事な料理ですので、あらかじめ材料を用意しておいてください。

温めた中華鍋にまず油を少し多めに入れます。

次に卵と混ぜたご飯を入れます。

この時にお玉で軽く押さえるようにして鍋全体にご飯を伸ばしていきます。

トントントンという感じです。

ここでご飯をつぶさないことが大事です。

ご飯を潰してしまうと、ご飯粒の中から粘りが出てきて、ご飯どうしがくっつきやすくなるので軽く押さえて広い範囲で焼くイメージです。

少し焼けたらひっくり返してまた焼いていきます。

この作業はコーティングした卵に火を入れてパラパラとほどけるようにするためです。

火加減は中火ぐらいです。大量にご飯を入れて鍋の温度が下がっていたら強火でも大丈夫です。

ある程度焼けてきたら、鍋を振ってお玉を使いご飯をパラパラとほぐしていきます。

まずご飯を焼いてからほぐすといった感じです。

最初から鍋を振るとコーティングがまだ出来てないので、べちゃべちゃになる原因になります。

パラパラとなってきたら塩コショウなど味付けをしていきます。

ここがポイントでパラパラと少しなってから塩をして下さい。
塩をする事で浸透圧の関係上、お米から水分が出てきやすくなります。

ですのである程度水分を飛ばしてパラパラにしてからじゃないと鍋の中に水分が出てきてべちゃべちゃとしたチャーハンが出来やすいからです。

ですので味付けは水分を飛ばして卵をコーティングした後です。

ここで味見をして下さい。

そのあとはチャーシューを入れて強火でよく焼き、ネギも加えてよく焼きます。

家庭の火力はどうしても弱いのであまり鍋は振らずに強火で焼いて裏返す、イメージの方がパラパラとなりやすいです。

最後に醤油を加えてパラパラと混ぜたら完成です。

一度に大量に作るとべちゃべちゃなりやすいので、多くても2人前で作ると良いです。

ご飯は冷たいと時間がかかってしまう原因になるので炊きたてでなければ温かいご飯で大丈夫です。この時固めに炊いてある方がチャーハンには向いています。

ワンランク上のチャーハン

あとワンランク上のチャーハンとして、

油を工夫すると美味しいです

油にニンニク、青ネギ、生姜を少し入れて弱火で香りを移していきます。

それを濾して、油だけにしたものを使うと出来上がりの香りが全く違います。

あとはうま味調味料を少し加えると塩がまろやかになります。ほんだしやコンソメでも良いです。塩以外の味を加える事で味に深みが少し出ます。

ですがほんの少量じゃ無いと変な味になるので注意してください。

またご飯と卵を合わせてパラパラと炒めたのを一旦取り出して、その鍋でチャーシューを香ばしく焼いて後から合わせると、香ばしさがでてまた味に深みが出ます。

最後に炒めすぎてパラパラを通り越して硬くならないように注意して下さい。

その時は水分を少し入れると良いです。

こんな感じがパラパラチャーハンの作り方になります。

ポイントがいくつかあるのでそれだけでも覚えると、チャーハンを作る時べちゃべちゃになりにくいと思います。

では良かったら今度試してみてください。

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