アルバイトが辞めていかないお店作り
今日はアルバイトの方が長く働いてくれる秘訣を紹介します。
飲食店を経営してるとアルバイトの方が長く続いてくれないなんて悩みを持つ方もいると思うんですが、その原因を解決出来たらなと思って書いていきます。
アルバイトが辞めてしまう原因とは
その① 体力やメンタルが続かない
飲食店で働く人が辞めていく原因ってそもそもどんな事があるかを紹介します。
まず1番に挙げられるのが忙しかったりしんどかったりして体力やメンタルが続かない。
これがあると思います。
不思議な事に飲食店で働いていて、アルバイトの新人が入った時にだけめちゃくちゃ忙しくなるなんて事があるんですが、こういったいきなり忙しい日に入った子はすぐに辞めていく傾向があります。
ですから新人が入ったらいきなり忙しい日を経験させるのは辞めた方が無難です。
それよりはヒマな日に入ってもらって簡単なお仕事からひとつづつ教えるようにして、従業員との信頼関係を作りながら仕事に慣れてもらって徐々に忙しい日に入ってもらうなどをした方が離職率は低下します。
飲食店で働く事に慣れている人は大丈夫なんですが、右も左も分からない状態で忙しそうにしてる状況に放り込まれるのは恐怖でしかないです。
僕が飲食店で初めて働いたときは高校生の時ですが、宿泊客メインの所で働くと予約でその日一日のスケジュールが組めますのでそこまで忙しさを感じる職場では無かったんですね。
そういうところで働かせてもらえたのが僕が今でも飲食業で働いてる理由かもしれません。
つまり慣れてない子にいきなり忙しいのを経験させると私には飲食業が向いてないと早とちりされる場合もあります。
こういうところから飲食業で働く人が減ってる可能性もありますので注意しましょう。(余談でした)
その② 仕事を教えてくれない
次の原因は仕事を教えてくれないというのがあります。
働きに来ている子に何も教えないというのは変な話ですが、これが原因で辞める子も多いのが現状です。
なぜ仕事を教えてくれないでいると辞めてしまうかと言うと、人間には向上心がありますよね。
この何も教えてくれなくていつも同じ仕事をこなすだけというのは、向上心が満たされないわけです。
そうすると人間は仕事に対して飽きて来ますから、働いてても面白く無いわけです。
僕の友人がコンビニのお弁当工場で働いていた事がありましたけど、その仕事内容は最初にお弁当のおかずの置く位置を教えてもらって後はひたすらにベルトコンベアーで流れてくるお弁当に唐揚げを置く仕事だ。
と弁当工場で何してるの?と尋ねた僕に教えてくれました。
その時僕はめっちゃ楽な仕事でイイね!!
なんて返事を返したんですけど、実際はその逆で退屈で面白みがない仕事で文字通りお金の為だけに働いていたと言っていました。
こんな風に何も教えてくれないや、いつも同じ仕事で自分自身が向上していかない環境は働く事に喜びを感じません。
人間は自分自身が向上していく事に喜びを感じますので積極的に従業員に仕事を教えるという事は、良く仕事が出来るようになり経営者にとってもありがたい事だけでなく従業員にとっても良い事なんです。
実は従業員に仕事を教えるとWINWINの関係が作れるんですね。
そしてできる事が増えていくと仕事にやりがいを感じますので、益々仕事に対して積極的に働くような人材が育っていきます。
その③ 暇ですることがない
次の理由は暇でする事がないからです。
ハーバード大学とバージニア大学の共同研究で200人を対象とした実験でも本も携帯も禁止で15分間何もせずにじっとしておくどうなるかという調査を行ったところ、半数以上の生徒が不快感を感じたというデータがあります。
そして面白いのはその不快感とは電気ショックを受ける以上に不快だったという事も分かっており、暇というものが実に人間にとって退屈で面白みがないものだという事を証明しています
暇って実は人間が一番苦痛を感じる事のひとつなんです。
例えば一日何もせずにただ立って過ごしてみて下さい。きっと時間が進まずその環境に耐えれないですよ。
まあこれは極端な例ですけど何もすることが無いってことは、かなりしんどいんです。
ですから暇な職場はアルバイトが辞めていく事も多いんです。
またこの暇というのはお店自体が暇だからという意味より、お店が忙しくても仕事を教えてもらってないために自分自身が何も出来ずにボーッとする事しかないという状態も同じです。
つまり仕事を教えないから従業員が暇になり、退屈で面白くないから辞めていくと言ったケースも多いんです。
もちろんお店自体が暇でも店主と会話などをして楽しい時間を過ごしていれば暇を感じる事は少なくなります。
ただし命令ばかりで働かせるのは従業員としては面白くないですから、出来るだけ従業員が自発的に仕事をできる環境を作る事が大事です。
その④ 職場での人間関係の悪さとその他の理由
あとは職場での人間関係が悪いという事も挙げられます。
その為に必要なことはやはりコミニケーションになってきます。
このコミニケーションを上手に取れる事が従業員に長く働いてもらう秘訣ですので、いち人間として良い関係を作れるようにお互いに尊敬出来るような接し方を心がけましょう。
あとはお客さんに理不尽な事で怒られたや、学業に専念する為に辞めるだったり、他にやりたい事が出来たや、仕事を覚えて沢山働いても時給があがらずといったケースもあります。
こういった理由でアルバイトや従業員の方が辞めていきますので、覚えておくと良いと思います。
僕が考える長く働いてもらえるコツ
色々な事をひっくるめてもやはり楽しい職場は働いていても楽しい訳ですから、長くアルバイトスタッフや従業員も働いてくれます。
この働く事にやりがいを感じたり楽しい職場を作れるようにするのが経営者の腕の見せ所ですから、独りよがりにならずに協調性をもって協力して働いていきましょう。
ポイントは上の方で書いた事をひとつひとつクリアすることです。
クリアできてればアルバイトさんや従業員の方が働きやすい職場になってるはずです。そして毎日話す時間を設けたりしてコミニケーションをしっかりとる事で信頼関係が生まれます。
そうすると働くのが楽しい職場になってますので長く働いてくれたり、例えお店で働くことを辞めても顔を出してくれるような関係が作れてるはずです。
アルバイトが辞めていく原因と辞めないお店を作る方法のまとめ
●原因その① 体力やメンタルが続かない
いきなり忙しいところに入れるんじゃなくて、徐々に慣れてもらいましょう
●原因その② 仕事を教えてくれない
仕事を教えないと向上心が刺激されず、同じ仕事ばかりの繰り返しになり働くことに飽きます。
●原因その③ 暇でする事が無い
暇は人間が最も苦痛を感じる事のひとつです。
暇な時間が多いと退屈で面白くない事を覚えておきましょう。
●原因その④ 職場の人間関係の悪さ
暴力的だったり、きつい言葉を浴びせるような職場では誰も働きたくないものです。
従業員の方を尊敬しお互いに良い人間として尊重する心を持つことで改善します。
●その他 家庭の事情や、学校の卒業、自分のしたいことが見つかったなどとお給料への不満
お給料の不満は理解してもらう事で改善できる場合もあります。時給を上げれる余裕がある場合は上げてもいいと思いますが、経営的にしんどい場合は理解だけでもしてもらいましょう。
●一緒に働いていて楽しい職場を作る
忙しくて大変でも楽しい職場を目指しましょう。これが長く働いてもらえる秘訣です。
こんな感じです。いかがでしたか?
もしかして当てはまるようなことが合ったら改善する事でアルバイトの方や従業員の方が長く働いてくれるようになるかもしれません。
参考にしてみて下さい。
ではまた次回をお楽しみに