本出版

2021年秋に全国の書店、アマゾンで繁盛する小飲食店のつくり方が発売されました。

アマゾンランキング2位にまであがり、Yahooニュースにも取り上げて頂き、評価も4以上の高評価を頂いています。多数のDMも頂き、この本を書いてくれてありがとうございます。飲食店経営や人生の生き方のバイブルしますとのお言葉も頂き感無量です。🙇🏻‍♂️

居抜き物件でお店を作るとすぐ潰れてしまう原因とは。知らずに開業するともって半年かもしれません

お金をかけずにお店をオープンする

自分のお店を開業するとき初期費用を抑えて開業したいですよね。


資金を抑える事で少ない予算で開業できますし、なにより借金もしなくて良かったりもします。

そんな時に低予算で開業できる魅力的な居抜き物件について今回ご紹介します。

居抜き物件で開業するメリットデメリットについて

これから飲食店をオープンする人もいると思いますが、その時に初期費用を減らすメリットデメリットを考えていきたいと思います。

 

特に居抜き物件で開業される方は初期費用が抑えられるメリットがあるわけですが、それが必ずしも良いとは限りません。

 

というのも居抜き物件とは前のお店の形をそのまま受け継ぐから、内装工事などの初期費用を抑えれるという仕組みです。

 

一見お得に思われがちですけど、これにはある罠があります。

それはお金を掛けないから、お店が新店に変わった事に気付きにくいという事です。

 

居抜き物件の特徴として閉店してすぐに契約が決まり、またすぐにオープンといった流れになる事が多いわけですが、この期間が短く初期費用を安くしようと思うとあまり内装や外装にお金をかけないですよね。

 

安くできてラッキーなんて思ってしまうんですが、そうするとオープンしても近くの住人の方に気付いてもらえなくなり、新店オープンの利用が減ってしまいます。

元々人気がなく閉店したお店の跡地などに新店舗を作るわけですから、新しくオープンした事に気付いて貰えなければわざわざ来店しようとは思わないのが普通です。

お店の近所にあった居抜き物件の話

実際長年続いていたカフェが経営不振により閉店した時、居抜き物件として新しいオーナーがお店の形をあまりいじくらずに看板やメニューなどを一新して新店舗をオープンしたところ半年も経たずに潰れてしまいました。

 

僕は毎日そのお店の前を通っていたんですが、前のカフェが閉店した事も知らず、次のカフェに変わっていた事に気付くのに3ヶ月かかりました。

 

その時はちょうど今のお店を経営してた時ですので、お客さんから前のカフェが潰れて、今のカフェに変わった事を聞きました。

それが新店のカフェがオープンしてから3ヶ月後の話です。

 

この話をお客さんに聞かなければ、僕は次のカフェが廃業するまでお店が新しくなった事に気が付かなかったかもしれません。

 

その話を聞いてからじっくりとカフェを観察すると、店名が小さく変わっているのと、大きな看板でランチメニューが張り出されてるのに気付きました。

 

ランチメニューがなんだか変わってる事はお客さんに話を聞く少し前に思ってたので、実際には微妙な変化に気付いてたと思うんですけど、それは前のカフェがメニューを変えたくらいにしか思ってなかったです。

 

まさか廃業して新店舗をオープンしてるとは想像もしていませんでした。

 

この事をお客さんに話しても少数の人しかお店が新しく変わってる事に気付いてませんでした。

これは少し極端な話ですが、費用を落として開業しようとしすぎた為に起こった弊害だと思います。

この時大きく看板や、お店の装飾、色使いを変えてればもっと認知度が上がったと思うので費用を落として勿体ない店舗を作ってしまったんだな~なと僕は思ってました。

 

このように初期費用をかける事を嫌う余りに、マイナスの結果を生むお店を作ってしまうケースがあります。

 

因みにまた違うカフェがその場所に新店舗をオープンするんですが、内装工事から外装工事まで徹底的に新しく作り直してオープンした事もあり、周辺の住民の認知度も高く非常に繁盛店として今も賑わっています。

もし居抜き物件で開業するなら

居抜き物件はメリットとして初期費用を抑えれるわけですが、デメリットとして以前のお店と代わり映えがしないという事が挙げられます。

 

その以前のお店が評判良く惜しまれながら、経営不振以外の理由で閉店して場合はまだ良いと思いますけど、評判が悪く経営不振で閉店した場合などは時に注意が必要です。

 

そういう場所に新店舗をオープンする場合はせめて外から見える部分をガラッと変えと方がいいです。

 

昔のイメージを残したままですと悪い影響を受ける可能性が高いでしょうし、新店に変わった事に気付かない人も多くいるはずです。

 

ちなみに僕のお店は前のお店のイメージを一新するように作ってもらってます。

 

元々ラーメン屋さんばっかしが入るテナントだったのでイタリアンバルはガラッと変えなければいけなかったんですけど、そのガラッと変えた事で周辺住民の認知度は高かったです。

 

認知度が高いからすぐに来店して下さるとは行かなかったですけど、ここに新しいお店が出来たから、今度行ってみたいと思ってもらえる事は出来たので、良かったかなと思ってます。

 

一般的には初期費用を抑える方が資金が残って良いと思われがちですけど、このように初期費用を抑えてしまい失敗するケースもあります。

費用が掛からずそのままオープン出来る居抜き物件は魅力的ですけどお店が生まれ変わったことに気づきにくいので、もし居抜き物件で開業される場合は注意してください。

 

新店というのはそれだけでお客さんの注目を集める事ができますので、お店の事をアピールするチャンスです。

その時に新店が出来たことを周囲の住民に伝えることが出来れば居抜き物件でも問題ないので目立つような対策を考えておきましょう。

居抜き物件はいらないものを引き継ぐ可能性がある

また居抜き物件は前の経営者がお店を汚く使っていて、害虫などが隠れて生息してる場合もあります。

 

閉店から新店オープンまであまり時間がかからないのが魅力ですが、そのまま害虫も受け継ぐ可能性があるので注意して下さい。

 

お店を廃業してしまう人の特徴として清潔感が無くお店を汚くしている場合が多いので、そういった点も気にした方が良いと思います。

 

 

それに居抜き物件はお店の形が前の形と似ていることから同じような業種が入ることが多く、以前経営されていた時のお客さんが来店する可能性も高くなります。

ですので以前のお店の通ってたお客さんがガラが悪かったりしてもそのまま常連さんになってしまう場合も考えられます。

前のお店がどういう理由で潰れたかなど詳しく調べておくことも大事です。

 

廃業理由を分析することでどういった事が主な廃業の原因だったかも分かるので、あなたのお店の経営に役立つはずです。

 

同じような業種が入るのが居抜き物件の特徴です。

 

ですので以前経営されてたお店がチカラ不足で廃業してる場合や何年も続いている場合は問題ないんですけど、その業種が場所柄的に需要が少ない業種の可能性も考えられます。

 

そうするとそもそも良い店を作っても需要が無い訳ですので経営は難しいと思ってください。

こんな感じが居抜き物件の怖い所です。

お金をかければ全てうまくいくわけでは無いですけど、
必要な部分に投資しないのはより難易度を上げてしまう要因になるので居抜き物件を使う場合は慎重に吟味される事を勧めます。

飲食店経営者のリアルな話が見れますよ。

開業資金は個人経営の場合どのくらいが必要なのか。実体験も交えて紹介します。

飲食店が長続きする出店場所の見極め方。決めるポイントってやっぱりあるんですよね

あなたのお店がうまく行くようなお手伝いが出来れば幸いです。

 

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