店長の仕事って何?
●店長になったのは良いけど何をしていいか分からない、
●店長の仕事や役割って何?
●明日から何をすればいいのか分からない?
そんなお悩みありませんか?
もしいきなり店長になったら何をすれば良いかわかりませんよね。
ということで今回は店長に求められる仕事とは何かを紹介したいと思います。
☆この記事では店長に求められる事や、やってはいけないことなどを紹介していきますので楽しんで読んでください^^
店長の仕事とは?求められる役割を徹底分析
その1 従業員を覚えよう
まず店長に必要な要素は人望です!
店長に人望が無ければだれもいう事を聞いてはくれません。
あなたがいきなり今日から店長だと言われても、同じ職場にいるアルバイトさんや社員さんにとってはそこまで変化を感じないものです。
そりゃそうですよね。
今まで同じ仕事をしてた人がいきなり偉くなったとしても、同じ人物ですからね。
ではそんな人にいきなり命令されたらどうですか?
少しイラッときませんか?
僕ならイラッとするかも知れません。
急に偉くなったらそんなに態度変わるんだってなりますね。
そんなことをすれば従業員のモチベーションも下がり、生産性も落ちます。
では何をすればいいかと言うと、個人面接です。
名監督といえば選手を的確なポジションで使う事ができますよね。
それが何故できるかと言うと選手の良さを把握してるからですね。
ですからまず個人面接を行い、今後自分が店長でお店を仕切ることも含めて話あう事が大事です。
これが本当に大事なんで例を使って詳しく説明します。
●ではいきなりですが、あなたがどこかの電車のホームに居ると想像して下さい。。
●想像できました?そしてホームのベンチに座りながら隣には大きな旅行ケースを持っています。
●そこであなたは急にトイレに行きたくなります。
●けれどトイレには旅行ケースが大きすぎて持っていくことはできません。
●そこで荷物を席に置いてトイレに行くとして
●荷物を知らない人にこの荷物見ていてください。と頼むのと何も言わずにトイレに行くのでは荷物がその後どうなるか分かりますか?
●大体分かると思うんですけど、実はひとこと声をかけるだけで荷物が取られる確率がかなり変わります。
●仮にサクラのスリを用意して荷物がその後どうなるかの実験をしてみると、圧倒的に荷物を見ていてくださいといった方が、荷物は取られません。
●まあ声をかけられたら荷物を見てくれるのは想像できますよね。
●ですが声をかけないとどうなるかというと、荷物をスリに持っていかれるのを黙って見ている人に変わります。
●もちろんこの人たちは荷物がスリに持っていかれてることを知っています。
●けれど何もアクションを起こさないんですね。
●ですがひとこと声をかけると一変します。
●赤の他人だとしてもひとことお願いされるだけでなんとスリが登場したら懸命に戦ったたりしてくれるんです。
●それまでスリを無視して人がたった一言伝えるだけでスリと戦うようになるくらいですから、効果はバツグンです。
実はこの荷物のその後の行方はたった一言お願いするだけで変わるんです
驚きですよね!!
ですからなにかをしてもらいたい時はきっちり伝えることがかなり重要になるんです。
そうする事で要求を聞いた従業員もキチンとしなくてはいけないという意識が芽生えます。
この意識の統一が全体で出来上がれば、そのお店は上手くいったも同然ですので、まずは一人一人の意識を同じ方向に持っていけるように、個人面接で相手の事を知り、自分のことを知ってもらい、こういう方向で行きたいので協力して欲しいという考えを伝える事が大事です。
これがまず始めの店長の仕事です。
店長とは偉い存在では無く、頼れる存在、尊敬される存在になるべきなんです。
その2 店長は監督業が主な仕事
次に求められる事は的確な指示を出せるようになる事です。
店長は選手ではありませんから、いつもと同じように働いていてはダメです。
もちろん仕込みを手伝ったり、ホールスタッフとして働く事や厨房スタッフとして働くことはあるかも知れませんけど、基本的には野球の監督のように、状況に応じて的確な指示を出す事の方が求められます。
ですので状況判断能力が養う必要があります。
この時何をすればベストな結果になるだろうを常に考える能力ですね。
そして店長と従業員の間に信頼関係があれば従業員はその指示に従ってくれるはずです。
その3 人材の育成
先ほど紹介した的確な指示にも通じるものがあるんですが、店長の主な仕事は人材育成です。
これはかなりの手腕を問われますし、一筋縄ではいかないくらい大変な事ですけど従業員を優秀なスタッフに変えれるように努める必要があります。
人材の育成は基本的に
やってみて、言って聞かせて、やらせてみて、褒めてやらねば、人は動かず。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
という山本五十六さんの言葉にあるように、まずは丁寧に教えて、次にやってもらい、褒めてあげるようにし、任せてあげて、信頼していくようにしましょう。
特にこの任せる事が大事ですので、失敗をしても成長するために必要と思える寛大な心を持ち、仕事を任せるようにしましょう。
できる店長は人を上手に使うことができる人です。
その4 利益を出す
次に店長に求められることは利益を出す事です。
利益こそが店長の最大のミッションです。
僕が以前働いていた居酒屋さんでは店長が7年間の間に4人変わってるんですけど、誰に変わっても売り上げが変動しました。
店長ってこんなに売り上げに影響するんだと思うほどに変わります。
よく見た光景としては店長が変わると従業員の態度が変わってしまい、優秀なスタッフのモチベーションが下がってしまい、出勤日数や勤務態度が悪くなり、それがお客さんにも影響して、常連さんの来店回数や使う金額が変動しました。
これが店長が変わると売り上げが変動する主な理由だと思います。
もちろんその店長が人気者の場合もありますので、そういった人気がある店長の後釜はやはり売り上げをかなり落としてしまってましたね。
そのぐらい店長次第で売り上げは変わる事を覚えておいてください。
その後釜の店長の頑張り次第で売り上げは上がっていったりもしますので、あなたの頑張り次第で売り上げが上がることも考えられます。
その5 経営理念をキチンと守る
次に大事なことはお店のカラーを自分色にしない事です。
店長といえど、社長がいてその下に専務や役員の方がいて、店長です。
ですので雇われです。オーナーシェフと違います。
そういう事もあって店長になったからといって好き勝手にやってはいけません。
これをキチンとしないと、チェーン展開してるのに1店舗1店舗のカラーがバラバラになります。
そうするとお客さんが困惑するんですね。
あっちは良かったけど、こっちの同じ名前のお店は悪かったとなるわけです。
これは雇われてる限りしょうがないです。
いくらあなたが正しくても、会社の方針には従わなければなりません。
それが嫌なら独立です。
あなただけのオリジナリティーを前面に出すなら独立しかありません。
でもすぐに独立はNGですよ。独立したいなら店長の経験は役に立つのである程度経験値を貯めてから独立した方が成功率は上がります。
他にも店長の仕事はいくらでも有りますから、しっかりと学んで今後に活かせるようにしとくと便利です。
ちなみにこちらに独立したい人にオススメの記事まとめてます。
飲食店を開業する人が読むといい記事のまとめ
飲食店を自分で経営するのはかなり大変ですけど、会社で働くストレスとは無縁です。誰にでもオススメはできないですけどね^^;
その6 改善点を見つけ行動に移す
次に店長に求められる仕事は改善点を見つけ出す事です。
しかし店長として着任していきなり、ここのお店を改革する必要がある!!なんて大それた事は言わない事です。
そんなことを言えばひんしゅくを買います。
そうすると大体的を得た答えが返ってきます。
色々な問題点を把握してるのは実は従業員だったりします。
そしてその問題点を素早く改善できたら従業員の信頼もより得られます。
一人で問題を解決するのではなく、チームとして問題に取り組む姿勢が団結力を生んでいくんです。
そうやって周りを巻き込んで行動することが出来れば改革なんて大それた事をしなくても勝手に従業員の意識が変わり、改革が終了しています。
ですので手柄を従業員に持たせる事です。
その7 従業員のモチベーションや意識を高く保つ
次は従業員のモチベーションを高い状態で維持出来るようにすることです。
やはり仕事のパフォーマンスは従業員のモチベーションで変わってきますから、仕事場に入ったら仕事モードに切り替えてもらわなくてはなりません。
料理にしてもより美味しく、綺麗に素早く作ろうと意識して作るのと、適当に作るのでは出来上がりに差が出ます。
全ては意識を高く保つ事です。
その従業員の意識を高く保てるようにするのが店長の仕事です。
何でも何回も挑戦したら出来るようになるものですので、失敗を責めてはいけません。
失敗を責めると怒られたくないから何もしない従業員が出来てしまいます。
もし働くのが楽しくなさそうな従業員がいたらそれは店長の責任でもあります。
勿論全部の責任ではないですけど、働いてて楽しい職場を作れたらそんな従業員はいなくなりますからね。
褒めてあげて、見てあげる事ができれば従業員の方もしっかりと自分の仕事に誇りを持って働いてくれます。
その8 理想の店長像
理想の店長像はご存知ですか?
優れた店長は名監督です。名監督はそのスポーツを上手にプレーする事が出来なくても、指導が上手なら誰でもなれます。
ですので店長がなんでも1番できる必要はありません。
監督で言えば、選手が勝手に練習して上手になってくれるような感じですね。
そういった状況になれば店長になったからと言って、いちいち口出しする必要はありませんから、早くから遅くまで働く必要は無くなります。
出来る従業員の方に色々と仕事をして貰えばいいんです。
そうなると楽になりますよ^^
僕はそういう店長も見てきました。
やはり優れた店長は人望も厚く、仕事を一生懸命にしようと思わせる魅力がありましたね。
こんな感じが店長に求められる役割です。では軽くおさらいします。
店長の仕事とは?店長に求められる役割を徹底分析のおさらい
● その1 従業員との個人面接で信頼関係を築きやスタッフの事を理解する
● その2 スタッフとして働くんじゃなく監督として働く意識を持つ
● その3 優秀な人材を育てる
● その4 利益を出す
● その5 経営理念を理解して会社の方針に従って働く
● その6 改善点を見つけ行動に移す
● その7 従業員のモチベーションや意識を高く保てる環境を作る
● その8 優れた店長は店長が居なくてもお店がキチンと回るように出来る人
こんな感じです。
店長になったら従業員のように働いていたら、忙しくなり過ぎて体が持ちません。
ですので自分の分身を何人も作るような行動をして下さい。
そして店長がいたらみんなが楽しんで働くような店長を目指して下さい。
そうすれば自然と従業員のモチベーションも上がり、売り上げも上昇していきますよ^^