近くに競合店が出店したら
飲食店を経営していたらもしかしたら訪れるかも知れない悲劇。
それは近くに似たようなお店が出来てしまうことです。
大手コンビニが流行っているフランチャイズのコンビニの横に直営のコンビニを持ってくるように、自分のお店と同じようなお店が近くに出来る事は結構大きな事件だと思います。
そんな時の対処法を今回紹介します。
近所に競合店が出来た時の対処法
結論から言いますが、ズバリその対処法とは競合店と仲良くなる事です。
正直言ってこれが1番リスクの少ない戦略だと思います。
ライバルだと思って競ってしまうと大変な状態になる事をまず知っておいて下さい。
500円ランチは絶対にするな。安いだけのランチはお店の価値を下げる
ライバル意識するデメリット
もしあなたのお店と似たお店が近くにできた場合、ライバルだと思って競い合いとします。
そうするとまずお客さんの取り合いになりますよね。
今まで自分のお店に通っていたお客さんが向こうに行く可能性も高いです。
ましてやオープン当初はお客さんが新店に流れる事は当たり前の出来事です。
そうするとお客さんが奪われたと考え大体のお店がライバル店より安くしたらお客さんが戻ってくるなんてことを考えます。
そこでよくやりがちなのが、ビールの値下げですね。
そうすると一時的にライバル店からお客さんが戻ってきます。
やはりお客さんは値段に敏感ですので安い方に群がる可能性は高いです。
けれどそうするとライバル店も負けじとビールの値下げをしてきたりします。
すると今度はまたお客さんが向こうに行ってしまいます。
するとまた今度こちらは何かの商品を目玉にしてお客さんを呼び込む作戦を考えたりします。
こうなったらもう泥沼なのでどちらも共倒れの可能性が高いんですが、資金力がある方が生き残ります。
こういった感じで競合店と争うと酷い目に合います。
競合店の悪口は言ってはいけない
次に競合店の悪口等を言いふらす作戦です。
まあこれを読んでるあなたはこんな卑劣な作戦はしないと思いますけど、中には意地汚い人間も居ますので、競合店が出来たら有る事無い事言いふらして風評被害を撒き散らす人もいます。
正直これは最悪です。
こういう事をすると競合店とめちゃくちゃ仲が悪くなりますし、もし自分がそういう事をしてるとバレたら営業妨害で訴えられる危険性もあります。
そして同じように競合店にも自分のお店の悪口を言いふらされる可能性もありますのでやめた方が良いです。
という感じで競合店が出来たからといって自分だけ得しようと争ってはお互いにメリットは無いんです。
競合店と争わないメリット
次に仲良くなるメリットを紹介します。
競合店が出来たらまず仲良くなりましょう。
これが1番です。
またお互いにお客さんにあちらのお店も良いお店ですよ!!と紹介できるようになれば今まで来てくれなかった層のお客さんに来店してもらえる可能性も高まります。
また仲良くなる事で、あちらのお店が満席の時に自分のお店を紹介してもらえるかもしれません。
逆に自分のお店が満席の時に競合店のお店を紹介してあげる事が出来たら、多分めちゃくちゃ感謝されますよ。
そういった風に仲良く共存していくと、あの料理が食べたくなったらここに来たら良いなんてスポットになる可能性もあります。
そういうスポットになれば、全体のお客さんの流れが増えてますので、どちらも潤うはずです。
といった感じで北風と太陽みたいな話になりましたけど、競合店と争っても良い事は無いので、仲良くしていきましょう。
そして自分のお店の価値を高める事に集中し、目の前のお客さんを大事にする事が大切です。
もし圧倒的な低価格なお店が近所に出来てもお客さんとの良好な関係が出来ていたら、一時的に来店数は減ってもまたお客さんは戻って来てくれます。
大事なことはあなたのお店が個性あふれる魅力的なお店になることです。
そうする事でどんなお店が近くに来てもあなたにお客さんは会いに来てくれます。
あなたの生活が豊かになりますように。