本出版

2021年秋に全国の書店、アマゾンで繁盛する小飲食店のつくり方が発売されました。

アマゾンランキング2位にまであがり、Yahooニュースにも取り上げて頂き、評価も4以上の高評価を頂いています。多数のDMも頂き、この本を書いてくれてありがとうございます。飲食店経営や人生の生き方のバイブルしますとのお言葉も頂き感無量です。🙇🏻‍♂️

飲食店に駐車場があるのはメリットだけじゃなくデメリットもあるのはご存知ですか?

飲食店に駐車場はいるのか

個人店をオープンするときに駐車場を用意するかどうか迷うと思いますよね。

 

僕のお店はイタリアンバルなのでお酒を提供するため駐車場を用意してないんですけど駐車場を用意するかどうかは結構迷いました。

そんな悩みをお持ちの方の参考になればとその時考えたことをまとめてみました。

 

あなたの悩みが解決する手助けになれば幸いです。

駐車場が必須といえるお店とは

まず駅から近い場合の飲食店の場合はほぼ必要無いと思います。

ですが住宅街や、駅から離れたお店や田舎のお店は必須の要素です。

 

近くにコインパーキングがある場合は無くてもいいとも言えますが、駐車場料金がかかるお店は遠くからの来店のお客さんのリピート率は低下します。

 

この時重要なのは、自分のお店の客単価が高いかどうかです。

 

客単価が低いcafeやラーメン屋さん、ランチの利用時はわざわざ駐車料金を払ってまで外食しようと思うお客さんは少ないので駐車場を用意しない場合はご近所のお客さんの来店が多くなります。

 

ご近所さんでいつも賑わうお店なら必要無いですね。

 

 

次にお店が有名店や高級店の場合ですが、この場合は使う金額や来店したい欲求が高いのでコインパーキングが近くにあれば問題ないです。

 

遠くにある有名店や高級店は滅多に行く事が無いはずですので、駐車場が無いから来店しないといったケースにはなりにくいです。

 

あればあった方がいいですどそれほど必要では無いですね。

 

以上をまとめますと専用駐車場が必要になってくる飲食店は駅から遠くにあり、尚且つ客単価が低いお店になります。

 

普通に考えて700円のラーメンを食べる為に500円の駐車場代金を毎回払わないですよね。

1、2回は来店してもよほど気に入らない限り何度も足繁く通うとは考えにくいです。

 

ですが専用駐車場が用意してある場合は、そこそこ気に入れば何度も来店すると思います。

 

 

つまり駐車場があるだけで車を使うお客さんを常連さんにする確率がぐっとあがります。

 

また雨の日の営業だったとしても、駐車場があるだけで来店してくれるお客さんは増えます。

 

駐車場が無い場合はご近所さんメインになりますので、通行量が減るだけで来店確率も減っていきます。

 

という事は、駐車場はあった方がなにかといいわけです。

 

これだけ考えると用意した方が良いと思うはずですが、もちろんデメリットもあります。

駐車場があるデメリット

なぜ僕が駐車場を用意しないと言うと、固定費がかかる事はもちろんですが、小さい個人店のイタリアンバルですので車を使って来店してもらうデメリットが大きかったからです。

 

僕のお店は住宅街にあるので車を使って来店しようと思うお客さんはファミリーが多いです。

 

そうすると両親2人子供1人、2人といった来店モデルが増えます。

 

この時運転手は両親のうちの1人になる訳ですので、おのずとお酒を飲めるお客さんは1人になります。

そうすると居酒屋の収益に大事なアルコールが4人来店しても1人分しか確保できません。

 

大型店なら問題無いですけど、小さいお店は席数が少ない為ひとつのテーブルの売り上げがかなり重要です。

 

 

つまりお客さんの利便性をあげようと駐車場を用意したところで、ファミリーのお食事利用のお客さんばかりが増えてしまい本来の目的とズレる可能性が高いと判断したわけです。

 

また遠方からの利用が増える事で、ご近所のお客さんが来店しにくくなる問題も発生します。

 

お店に近いほど常連さんになりやすいという特徴があるのでご近所のお客さんは1番大事にしないといけないお客さんです。

 

そのご近所さんが来店しにくいお店を作ってしまうのは僕としては嫌だったので、駐車場を用意していません。

と言っても結構迷ったんですけどね^^;

専用駐車場に変わるものを用意する

ただご近所のお客さんの来店が少ない場合は駐車場はあった方が良いです。

 

マーケットを広げる事で来店需要が増えます。

 

また駐車場が無くてもコインパーキングを使ってまで家族で来店したいお客さんはお食事利用だとしてもお店で使う金額が高額になります。

 

そういった事も考慮して、僕のお店では一定金額を超えてお食事して下さるお客さんには駐車料金補助をお出ししています。

 

ほんの少しでも駐車場補助があるだけで来店のしやすさはグッとあがりますし、固定費として毎月かかるものでもないので売り上げの悪い月でも問題ありません。

 

また一定金額以上でお出しするのでお食事利用ではなく居酒屋利用として使って下さるお客さんの来店が増えます。

 

駐車場が無いから来店しないというお客さんも多いので、そこら辺をうまく調整すると通いやすいお店が出来上がります。

コロナに負けない飲食店を作る方法

駐車場を用意するかは見極めが大切

1番もったいないのは、駐車場を用意したけど使うお客さんがいなくて経費ばかりがかかってしまうケースです。

 

駐車場を導入する前に本当に必要かどうかを見極める事で、毎月の固定費が変わってきますので是非よく検討して下さい。

 

 

特に小さい規模のお店では毎月の駐車場料金はかなりの出費になります。

 

これをケチってしまうと来店が減り経営が大変になる事も考えられますし、逆に導入しても駐車場料金が利益を圧迫する事も考えられます。お店によって色々な答えがあると思うので良く吟味してみてください。

 

ちなみに客単価が低く回転率が高いうどん屋さんやラーメン屋さんは駐車場があるだけでかなり売り上げは変わります。

 

店舗の大きさや立地条件にもよりますが、ある程度大きければ僕なら駐車場を用意します。

 

その方が来店客数が多くなるので売り上げが安定するはずですし、マーケットが大きくなるので幅広い客層のお客さんを呼び込む事ができます。

 

 

幅広い客層のお客さんが呼び込めるという事は、様々な味覚を持ったお客さんに来店してもらえる訳ですので自分のお店を気に入ってもらえる可能性も高くなります。

 

そうするとオーソドックスな料理を作っている場合でも、誰かしらファンになってもらえますし、個性的な料理だと熱狂的なファンによって人気が出る場合もあります。

 

マーケットを広くする事は商売の基本でもありますので駐車場の導入も検討してみてください。

飲食店に専用駐車場がいるのかどうか。おさらい

簡単にまとめますと駐車場はあった方がいい場合と無くても良い場合とある訳です。

 

固定費になるから利益を圧迫する要因にもなるけど、無ければお客さんの数がかなり変わる可能性があるので、業種によっては最初は赤字になったとしても長い目で見ると駐車場を導入した方が良いケースもあります。

 

特に田舎にお店がある場合、ファミリーに来てもらいたい場合と客単価が低いお店は駐車場がある無しが、来店動機にかなり影響するので近隣店が駐車場を用意しているかを基準に考えるといいと思います。

 

圧倒的にクオリティが高ければ問題ないですけど少しでも利便性が良い方が一回来た後も続けて通ってくださる可能性が高くなります。

 

けれど駐車場があっても無くてもそれほど来店率が変わらない場合もあります。

といった感じです。

飲食店経営をグッと楽にするオススメの資格や肩書とは

 

色んな正解がありますのでよく検討して頂くのが一番ですね。

色々書いたけど万人に共通する正解は無いです。^^;

 

実際に来てくださるお客さんにアンケートを取るのもひとつの手です。

 

また駐車場を導入しても来店数や売上が変わらない場合は駐車場契約を後からやめれば良い訳ですので、かなり迷うなんて場合は一回導入してみてデータを取ってみるのも良いと思いますよ。

なかなか机上の空論で考えてばかりだと分からないですので。

 

僕は駐車場補助を導入する前は駐車場があれば来店するお客さんが増えるものだと思ってましたが、補助を用意してもそれほど来店率は変わらなかったので改めて駐車場の必要性があまり無い店なんだなと気付きました。

 

そうすると駐車場以外の事でお客さんに来てもらえるには何が必要かを考えるようになるので、結果として駐車場補助を用意して良かったです。

コロナに負けない飲食店を作る方法

なんでもチャレンジしてみないと分からないですね。

といった感じです。参考になったでしょうか?

 

一緒に飲食店を盛り上げていきましょう。

 

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